2019年09月13日 (金)
三連休は暑さぶり返す
今夜(13日夜)は中秋の名月です。大阪は今夜このあと次第に晴れてくる見込みです。実は、中秋の名月=満月ではありません。中秋とは秋の真ん中のこと。昔の秋は旧暦の7月から9月の間で、その真ん中は8月15日、今の暦で言うと、きょう9月13日です。暦の上では、この日が満月になるため、中秋の名月と言うようになったんです。ただ、暦と月の満ち欠けのペースには、わずかにずれがあるため、必ずしも旧暦の8月15日が満月になるとは限らないんです。ちなみにことしは、あす14日が満月です。
きょうは秋の涼しさを感じられたと思いますが、あすからは再び暑さが戻ります。一旦南下した、上空の暖かい空気が北上してきます。近畿地方にも次第に流れ込む見込みです。
特に気温が上がるのが、あさって15日です。最高気温は、大阪や京都が36度、奈良は35度と猛暑日が予想されています。連休で出かけるという方もいらっしゃると思いますが、熱中症にはご注意ください。
天気はあす、あさってはまずまずで、晴れるところが多いでしょう。ところが16日月曜日は雲が広がりやすくなり、すっきりしない天気になりそうです。雨の予報に変わる可能性もあります。
月曜日がすっきりしない天気になる理由は日本の南にあります。台風の卵=熱帯低気圧です。予想より遅れていますが、気象庁では、あすにも台風へと発達すると予想しています。
この台風に変わる熱帯低気圧の特徴は、中心よりも離れたところで風が強いことです。台風が北上するとともに近畿地方にも南東からの風が吹き込み、その風が暖かく湿った空気を運んでくるんです。
※予報は13日午後7時現在のものです
気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)