2019年09月04日 (水)
天気の急変にご注意 新たな台風発生か?
あす5日も天気の急な変化にご注意ください。傘マークがついているのは和歌山の潮岬だけですが、そのほかも局地的には雨雲が発生・発達し、激しい雨の降るおそれがあります。晴れていても、お出かけの際には念のため折りたたみ傘があったほうがよさそうです。
東シナ海付近には、台風13号が大きく渦を巻いています。加えて、日本のはるか南の海上には熱帯低気圧も。こちらは、台風へと発達する見込みです。
しあさって7日の天気図です。台風13号は東シナ海を北上する見込みですが、その後、熱帯低気圧から変わる台風が、日本に近づくおそれがあります。今後の動きに注意が必要です。
8日日曜日に、近畿南部に傘マークがついています。台風の動きによっては、北部や中部も雨の予報になります。
台風の発生数が最も多いのは8月ですが、発生数に対して、日本に上陸する割合は、9月のほうが高いんです。台風の8月、9月の主な経路です。8月は日本列島が太平洋高気圧に広く覆われているため、その縁を回るように台風が進むことが多いんです。ところが9月になると、太平洋高気圧が後退し、日本付近の上空は強い西風が吹きます。この風の影響で、台風が日本列島に近づくことが多くなるんです。これからの台風情報には十分ご注意ください。
※予報は4日午後7時現在のものです
気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)