2019年07月30日 (火)
厳しい暑さ続く 熱中症に十分注意を
きょう30日も近畿各地は厳しい暑さでしたね。京都市では36度8分まで上がるなど、各地でことしいちばんの暑さになりました。熱中症になる人も増えています。総務省消防庁のまとめによると、おととい28日までの1週間に熱中症で病院に搬送された人の数は、大阪では388人で、前の週の倍以上となりました。今週は先週以上の暑さとなりそうです。
近畿地方で熱中症になった人961人のうち32%、つまり3人に1人くらいは、家の中で熱中症になっています。「これくらいならまだ我慢できる」と思って、エアコンを使っていないという方はいませんか?熱中症は最悪の場合、死に至ります。安易に考えず、適切に冷房を使用してください。
あす31日も、京都や大阪、和歌山で午前中には30度を超えそうです。午後6時を過ぎても30度以上のところが多いでしょう。熱中症には十分注意してください。
熱中症に万が一なってしまった場合、体温を下げるために冷やすと効果的なのが、首筋、わきの下、太ももの付け根です。太い血管が通っているからなんです。氷や保冷剤を使って冷やすようにしてください。
猛暑の一方、あすも午後は大気の状態が不安定になって、兵庫から京都の山沿い、奈良の山沿いで雨雲が発生し、発達する可能性があります。それほど範囲は広くはないですが、夕立に注意が必要です。
※予報は30日午後7時現在のものです
気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)