2023年07月06日 (木)
【行き先情報】うっとり!古(いにしえ)の都が育む美の結晶 ~京都 長岡京市~
京都府西部の長岡京市は桓武天皇によって784年から10年間、都置かれた雅な地。竹を芸術品に加工する職人やタケノコグルメ。アジサイが咲き誇る古刹、左官の技で作る泥だんごなど、感性を刺激する古都の美を楽しむ旅です。
旅人:羽田美智子さん & 村上佳菜子さん
①八条ヶ池
長岡京市のランドマーク八条ヶ池。桂離宮を造営した八条宮智忠親王によって築造された市民の憩いの場所です。3.2haの広大な池の周りには、キリシマツツジやハナショウブ、カキツバタなど季節の草花が咲きます。
【八条ヶ池】
住所:京都府長岡京市天神二丁目地内
水上橋の開門時間
7:00~18:00(4月~9月)
8:00~17:00(10月~3月)
②住宅街で守られる1,200年前の窯跡
長岡京市、今里地区の住宅街に突如現れる木の扉。実はこれ1,200年以上前に、都を守る乙訓寺の屋根瓦を焼いていた窯の跡。およそ50年前に書道家の岡田光義さんがこの窯跡を発見しました。窯のあった土地を購入し、大切に守り続けています。普段、扉の中は公開していないのですが、今回番組で特別に見せていただきました。
【乙訓寺窯跡2号窯】
住所:京都府長岡京市今里4丁目4
※普段、扉の内部は非公開。外を見学するのは自由
③花手水の寺 柳谷観音 楊谷寺
1,200年の歴史を誇る柳谷観音楊谷寺。目の病にご利益のある寺として地元に人々に信仰されてきました。6月初めからは、5,000株ものアジサイが境内に咲き誇ります。注目を集めているのが四季折々の花で手水鉢を彩る「花手水」。その美しさがSNSによって全国に知られました。手掛けているのは、31代目住職の日下俊英さんと妻の恵さん。毎朝、人の目にとまらないところに咲く境内の花を摘み取り飾っています。
【柳谷観音 楊谷寺】
住所:京都府長岡京市浄土谷堂の谷2
電話:075-956-0017
開門時間:9時〜17時 最終受付時間 16時30分
拝観料:500円(イベントウイーク期間中:700円)
※高校生以下無料
④タケノコの姿ずし
くり抜いたタケノコの中に、すし飯をつめた見た目にも麗しい一品。すし飯に混ぜているのは木の芽と、ゆずの皮、甘辛く煮たタケノコ。春らしさを意識しています。ご主人の山下泰弘さんが旬の時期が短いタケノコを年中食べられるようにと開発した料理です。とれたてのタケノコを水煮にしているので、タケノコの白さと、みずみずしさが際立ちます。
【うお寿】
住所:京都府長岡京市今里2-17-8
電話:075-951-0325
営業時間:11時から21時(ラストオーダー20時30分)
定休日:月曜日(祝・祭日を除く)
⑤タケノコマカロン
シロップでコトコト煮詰めたタケノコとクリームをタケノコ型のマカロン生地で挟んだ、カラフルで可愛いご当地スイーツです。タケノコマカロンは長岡京の町おこしとして開催した「長岡京市ご当地スイーツアイデアコンテスト」をきっかけに誕生。市内にあるスイーツ店5店舗でそれぞれオリジナルのタケノコマカロンを提供しています。
【ケーキハウス ニルス】
住所:京都府長岡京市野添一丁目16-6 メゾン野添1F
電話:075-954-3419
営業時間:9時30分~18時
定休日:火曜日
⑥素材の美を伝える竹工芸品
良質の竹の産地として知られる長岡京は古くより竹の加工が行われてきました。今回訪ねた工房では、花入れや茶しゃくなど茶道具から日用品に至るまで、多彩な竹製品を手がけています。今注目を集めているのが、竹製のピアスやブローチなどのアクセサリー。竹の魅力を身近に感じてほしいと開発した商品です。
【高野竹工(工房)】
住所:京都府長岡京市勝竜寺東落辺14番地の15
電話:075-955-2868
製品は高野竹工のギャラリーで購入可能
【Shop & Gallery 竹生園】
住所:京都府長岡京市天神2丁目15-15 錦水亭竹生園内
電話:075-925-5673(営業日のみ)
営業日時:土日月祝のみ営業 10:00〜17:00
⑦左官の技で作る「泥だんご」
今回の旅で出会った左官職人、三谷涼さんは、多色の土壁や立体の土壁など、型破りな作風を得意としています。そんな三谷さんが5年ほど前から手掛けているのが、左官の技で生み出す「泥だんご」。鑑賞するためのオブジェです。三谷さんが開催する泥だんごづくりのワークショップは子供たちに大人気。今回は旅人の2人も泥だんごづくりに挑戦。それぞれ個性的な泥だんごが仕上がりました。
【京都ぬりかべ屋 三谷左官店】
住所:京都府長岡京市井ノ内頭本15-7
電話:075-925-5465
営業時間:8時00分~20時00分
定休日:日曜日
※泥だんごづくりワークショップは不定期で開催
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次回の放送もお楽しみに!