えぇトコ

2023年03月02日 (木)

【行き先情報】ここは日本のハリウッド!映画愛あふれるまち ~京都 太秦~

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今回の旅の舞台は、“日本のハリウッド”とも言われ、映画やテレビなどで数々の名作を生み出してきた京都太秦。旅人は、時代劇の撮影のため7年間太秦で暮らしていた原田龍二さんと、母国・スウェーデンにいた頃から時代劇が好きだという村雨辰剛さんです。映画愛あふれるまちで、感動生み出す優れた技術と、それを支える人たちに出会います。

旅人:原田龍二さん & 村雨辰剛さん

 

①嵐電

eetoko_230302randen.jpg京都市西部を走る路面電車(通称:嵐電らんでん)に乗って太秦へ。太秦広隆寺駅に到着すると、「水戸黄門」のテーマ音楽が流れ、時代劇の世界へいざないます。電車の側面には名作時代劇のイラストがあしらわれたヘッドマークも取り付けられています。

【番組で紹介した「水戸黄門」のテーマ曲が車内で流れる駅】
京福電気鉄道会社嵐山本線 太秦広隆寺駅

 

大映通り商店街

eetoko_230302syotengai.jpgかつてあった大映撮影所が名前の由来になった商店街。ヤクザ映画の金字塔、「仁義なき戦い」で銃撃戦の撮影が行われたのもこの場所です。昔は、衣装を着たままの俳優たちが地元客に交ざって買い物をしたり、パチンコを打ったりする光景が当たり前でした。今は、街灯にカメラのモチーフが使われ、道路には映画フィルムのアートが描かれるなど、映画のまちを思い起こさせる工夫があちらこちらに見られます。

【番組でご紹介した場所】
三吉稲荷神社
住所:京都市右京区太秦多藪町28
※絵馬は商店街のいくつかのお店で販売

                               

③映画小道具

eetoko_230302kattyu.jpg「武将体験」というポスターを見かけてやって来たのは、創業から105年の老舗小道具店。各地の撮影所に作品の世界観に合った小道具を貸し出しています。実際に撮影で使われる甲冑や武器を装備し、写真撮影を楽しむことができます。

【番組で紹介した「甲冑」を着ることができる場所】
髙津商会
住所:京都市右京区太秦西蜂岡町13
電話:075-882-7866
※着付け体験は1週間前までの事前予約制
※詳しくは「髙津商会」のHPをご覧ください

 

④東映太秦映画村

eetoko_230302eigamura.jpg太秦のシンボルといえば映画村。時代劇の撮影数が少なくなる中、映画の灯を守るため、オープンセットを一般に公開したのがはじまりです。ここで出会ったのは、毎週末行われるショーに出演している俳優たち。迫真の殺陣(たて)を披露してもらいました。村雨さんは、「東映剣会」という殺陣のプロ集団の稽古にも混ぜてもらい、その奥深さを体験しました。一方の原田さんは映画村に3年前にできた映画図書室を訪れ、自身が出演した作品を発見し、青春時代に思いをはせます。

【番組で紹介した場所】
東映太秦映画村
住所:京都市右京区太秦東蜂岡町10
※ご紹介した「殺陣の実演」は土日祝に実施
※営業時間など、詳しくは「東映太秦映画村」のHPをご覧ください
※「映画図書室」の利用についてはHPから事前予約制、1日1組限定(無料)

 

⑤映画セット

eetoko_230302haposeto.jpg普段なかなか入ることができない撮影所内にも足を運びました。出会ったのは、発泡スチロールで映画セットを製作する大道具さん。石垣や灯籠、そしてなんとマグロまで!本物と見間違えるくらいリアルにつくられています。キャリアを積み、何歳になっても向上心を持ちつづけるプロ魂に触れました。

 

⑥和菓子

eetoko_230302manzyu.jpg撮影所のすぐ隣にある和菓子店を訪ねました。そのラインナップは一風変わっていて、映画のまちならではの特徴があります。よく見ると、陳列棚には、冬なのに春の桜餅や夏のわらび餅、秋の芋ようかんが並んでいます。こちらのお店では、実際に映画の撮影で使われるお菓子をつくっており、どんな季節の撮影が行われてもいいように、春夏秋冬すべてのお菓子をそろえているのです。この店は原田さん行きつけのお店。大好きな麩まんじゅうを食べられて大満足していました。

【番組で紹介した「和菓子」を購入できる場所】
うずまさふたば
住所:京都市右京区太秦西蜂岡町9-30
電話: 075-861-3349
営業時間:午前8時15分~売り切れ次第終了
定休日:火曜日(火曜祝日の場合は翌日休み)

 

⑦カツライス

eetoko_230302katuraisu.jpg大映通り商店街で見つけた、カメラや映写機、ポスターなどが所狭しと飾られているレストラン。なんと、そのほとんどが地元の人たちからのもらいものだといいます。そんな、映画に彩られた店内でいただく名物が「カツライス」。太秦の大スター、勝新太郎さんと市川雷蔵さんが、ふたり合わせて「カツライス」と呼ばれていたことにちなんだオリジナルメニューです。オムライスに揚げたてのチキンカツ、そして和風出汁のカレーがかけられたそのお味は、子どもも喜ぶ優しい味です。

【番組で紹介した映画グッズが飾られているレストラン】
キネマ・キッチン
住所:京都市右京区太秦多藪町43
電話:075-871-6556

営業時間:11:00~18:00

 

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次回の放送もお楽しみに!

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