2023年01月26日 (木)
【行き先情報】秘伝!最強コンビの冬ごはん ~兵庫 養父市~
今回は、豊かな自然に恵まれた、冬の兵庫県養父市を旅します。老舗のしょうゆ蔵を守るおしどり夫婦の、八鹿豚しょうゆ炒めや、料理名人がそのおいとつくる、絶品のサンショウ料理など、息ピッタリの名コンビが手がける、冬のごちそうを堪能します!
旅人:財前直見さん & 山崎樹範さん
①アイガモ&但馬牛
大屋町の大杉集落でアイガモの世話をする仲良し夫婦に出会いました。ヒナを水田に放つと、害虫や雑草を除去してくれるアイガモ。成長すると稲を食べたり倒したりするため、米が実る頃に引き上げ、大切にいただくのです。さらに、但馬牛や鶏、野菜など、さまざまな命を育む夫婦。誕生から終わりまでを見守り、感謝していただく、ありがたき美味に出会いました。
【番組で紹介した「アイガモ・但馬牛」に関する問い合わせ先】
わはは牧場
住所:兵庫県養父市大屋町蔵垣393
電話:079-669-1434
※アイガモ肉の販売は12月で終了しています
※但馬牛の肉の購入は上記番号、もしくは「わはは牧場」HPよりお問い合わせください
②朝倉さんしょ&コンニャク
山裾に家々が点在する畑の里で出会った最強コンビ。藤原とみ枝さんと、そのおいで、叔母の指示を笑顔でてきぱきとこなす、田和豊さん。料理名人の藤原さんがつくってくれたのは、400年前から栽培され、幕府にも献上されていたという、朝倉さんしょを使ったつくだ煮です。多くの人に、叔母がつくる朝倉さんしょのおいしさを知ってほしいとの思いから、田和さんはサンショウを使った新たな味を考え、広めています。いつまでも残り続けてほしい伝統の味に触れました。
【番組で紹介した「朝倉さんしょのみそ、つくだ煮、ジェノベーゼ」が購入できる場所】
◆下記直売所・道の駅
「ファーマーズマーケット たじまんま」、「道の駅ようか但馬蔵」、「道の駅 但馬のまほろば」
※「畑特産物生産出荷組合」、「めぐみの郷」のHPからもご購入いただけます
※フキ、コンニャクイモの販売はしていません
③木彫りの人形
木の質感を生かし、人物や動物などの温かみあふれる彫刻作品を手掛けるのは、但馬で名を馳せる、木彫作家の松田一戯さん。木を彫り続けて、50年になります。妻の京子さんも、手伝ううちに木を彫るようになり、今ではそれぞれ独立した作品に取り組んでいます。木に感謝し、半世紀続けてきた手仕事、コンコンという木槌の音色が今日も里に響き渡ります。
④しょうゆ&八鹿豚
今でも木おけで仕込むしょうゆ蔵で出会ったのは、4代目蔵元の中野雅人さんと、妻の洋子さん。120年以上の歴史を誇る蔵で、創業以来変わらぬ味を家族で守り続けています。しょうゆを存分に堪能できる食べ方だと出してくれたのは、地元自慢の八鹿豚を、ネギと炒めてしょうゆだけで味付けた、豚のしょうゆ炒め。しょうゆ蔵の自信があふれる一品を味わいました。そんな伝統の味と技術をさらに引き継ぐのは、去年、蔵に入ったばかりの息子の宗一郎さん(5代目)。小さい頃から、お父さんとおじいちゃんの背中を見て、「楽しそうだな、自分もやってみたい」との思いから、受け取りつないだ老舗のバトン。伝統はこれからも続いていきます。
【番組で紹介した「しょうゆ」に関する問い合わせ先】
有限会社中野醸造(マルナカ醤油)
住所:兵庫県養父市広谷129
電話:079-664-0018
営業時間:8:00~18:00
定休日:日曜日、第4土曜日、年末年始、お盆
※しょうゆは、「中野醸造」HPからもご購入いただけます
※八鹿豚の販売はしておりません
⑤じゃぶ&鉢伏鍋
兵庫の最高峰、氷ノ山のふもとにあるスキー場の旅館街で出会ったのは、親戚同士のおかみ2人。40年来の親交がある名コンビは、スキー場を訪れる客を自慢の料理でもてなしています。その一つが、養父の冬の名物、鉢伏鍋。イノブタ、カモ、鶏の3種の肉に、野菜がたくさん入ります。かつては学生の合宿も多かったスキー場。若い人に喜んでもらおうとスキーブーム全盛の30年程前に考えられた、ボリューム満点の鍋です。さらに自慢の味が、じゃぶ。海がない養父で缶詰のサバを代用して魚の味を楽しむ郷土料理です。野菜の水気がじゃぶじゃぶ出ることから、名がついたと言われています。心も体も温もる、おふくろの味を堪能しました。
【番組で紹介した「じゃぶ・鉢伏鍋」に関する問い合わせ先】
清水屋
住所:兵庫県養父市奈良尾142
電話:079-667-8323
※じゃぶ、鉢伏鍋の提供については、事前にお問い合わせください
「えぇトコ」番組ホームページはこちら
次回の放送もお楽しみに!