えぇトコ

2022年12月08日 (木)

【行き先情報】コツコツ手間の宝物 ~和歌山 橋本市~

eetoko_221208_2S.jpg今回の旅の舞台は、人知れず重ねた努力が生みだす、和歌山県橋本市の逸品に出会います。

旅人:ミルクボーイ

①はたごんぼ

eetoko_221208hatagonbo.jpg高野山麓の西畑(にしはた)地区でしか栽培できない幻のゴボウ、「はたごんぼ」。直径5センチ以上の圧倒的な太さが特徴です。重機で深い溝をつくり、傷つけないよう慎重に掘り出します。太いはたごんぼを太いまま豪快に楽しむ、炊いたんや、芯を抜いてその中に酢めしを詰めた、はたごんぼずしをごちそうになりました。

【番組で紹介した「はたごんぼ」を購入できる場所】
くにぎ広場
住所:和歌山県橋本市南馬場506-5
電話:0736-33-5288
営業時間:10:00〜17:00 定休日:火曜日

 

②おろし金

eetoko_221208orosigane.jpg京都の名だたる料亭でも重宝される「おろし金」。使う目的によって、目の細かさや間隔を変えたものが何種類もあります。味が変わるというこれまでにないおろし金は、すべて一人でつくります。タガネとハンマーを使い、一定の大きさ、間隔で目を立てていく、妥協を許さない技の極みです。

【番組で紹介した「おろし金」を購入できる場所】
紀州新家
住所:和歌山県橋本市向副1039
電話:0736-33-2877
※詳しくは「紀州新家」のHPをご覧ください

                               

③紀州へらざお

eetoko_221208herazao.jpg国の伝統工芸品であり、その9割が橋本でつくられる、「紀州へらざお」。この道52年のベテランは、130ある工程すべてを1人で担い、1本つくるのに半年以上かけます。美しさも魅力の一つ、釣り道具としても工芸品としても一生モノの紀州へらざお、惜しみない愛情とこだわりが詰まった橋本の宝です。

【番組で紹介した「へら竿」についての問合せ先】
※詳しくは「紀州製竿組合」のHPをご覧ください

 

④紀州高野組子細工

eetoko_221208kisyukumikozaiku.jpg高野山でとれたスギやヒノキなどの、色の違いを利用して濃淡をつくり、絵のように仕上げるという「紀州高野組子細工」。高野山の寺院を彩るため、江戸時代に生まれました。今つくれる職人は日本にただ1人しかいません。伝統を未来へ残すため、75歳の今も黙々と作業を続けています。いつまでも続けてほしい、橋本の宝の技です。

【番組で紹介した場所】
池田清吉建具
住所:和歌山県橋本市東家2丁目3-22
電話・FAX:0736-32-0927
※見学・申し込みの際にはTELまたはFAXにてお問い合わせ下さい

 

⑤イノシシ

eetoko_221208inosisinabe.jpg大阪府との境に位置する九重(くじゅう)の里で見つけたのは、オリにかかったイノシシ。仕留めた里の人に、イノシシ料理をふるまっていただきました。肉のうま味が溶けだした自家製みそのイノシシ鍋は絶品です。さらにごはんの友、金山寺みそにも舌鼓。豊かな自然に抱かれ、自分でとった幸でおいしさを満喫する、豊かな暮らしに出会いました。

 

「えぇトコ」番組ホームページはこちら
次回の放送もお楽しみに!

えぇトコ

もっと見る