2021年07月14日 (水)
神の技光る!龍(りゅう)の里 ~和歌山 龍神村~
旅の舞台は、和歌山県田辺市の龍神村。気高く厳かな大自然に包まれた里で至高の技に出会います。
旅人:月亭方正さん & ジミー大西さん
旅した場所♪
①山行き
面積の95%が森林という龍神村。そんな森で山行きの親子に出会いました。この地では山で木を育て切る人たちを「山行き」と呼ぶのだそう。伐採の現場に連れて行ってもらうことに。道の端ギリギリを狙って倒す、まさに神技。そんな山の恵みに包まれたご自宅を訪ねました。自家製のハチミツ茶や、田植えの終わりを祝うときなどに食べられるタケノコごはんをごちそうになりました。大切に受け継いできた山の恵みに感謝し、豊かに暮らす素敵なご家族との出会いでした。
②チェーンソーアート
次に出会った神技はチェーンソーアート。チェーンソーだけで木を削り作品をつくり上げます。世界チャンピオンにもなったことがある匠。世界一の技がつくり上げた大胆かつ繊細な彫刻は、チェーンソーだからこそ生み出せる躍動感にあふれています。そんな匠が特にこだわるのが「龍」。龍の作品は心から必要とする人のためでないと彫れないと言います。神に導かれて彫ったという龍は、村のあちこちに置かれ、人々に生きる力を与えてくれています。
【「チェーンソーアート」の作品を展示販売している場所】
G.WORKS
住所:和歌山県田辺市龍神村福井493
(「道の駅 水の郷 日高川 龍游」内)
電話:0739-77-0785
営業時間:10:00〜17:00 定休日:水曜日
③刀工
神の気配が漂う龍神村で守られてきた神聖な技に出会いました。全国にも名高い刀鍛冶の安達さんは、親の代から受け継いだ技で数々の名刀を鍛えています。中でも大切な鋼の棒に刃文を入れる「焼き入れ」の工程を拝見しました。800℃近い炎の中で刀を焼き、ここぞという時に一気に水に入れると見事な刃文が現れます。日本刀に魂が入る瞬間。持てるすべてを注ぎ込んだ、まさに神技でした。
④郷土料理
続いて旅人2人は、青々とした棚田が広がる宮代の里へ。そこで、お茶を摘んでいた元気な女性たちに出会いました。自慢の山の料理を食べさせてもらうことに。イタドリの塩漬けを高菜で巻いた「なまき」。柚子(ゆず)をくり抜いた中に味噌(みそ)・ごま・きなこなどを混ぜて詰め、蒸してから干した保存食「ゆべし」。さらに龍神村の特産、巨大シイタケを使った「シイタケのタタキ」。昔から伝わる美味の数々を堪能しました。
【番組で紹介した「ゆべし」を購入できる場所】
龍神はーと
住所:和歌山県田辺市龍神村龍神165
電話:0739-79-8068
営業時間:10:00〜16:00 定休日:木曜日
※現在、ゆべしの在庫はございません。
⑤木工
続いて、愛らしいカモが心をほぐしてくれる川のほとりへ。出会ったのは、椅子の匠、特にロッキングチェアにこだわります。匠の椅子のテーマは「くつろぎ」。龍神の自然に包まれるような椅子をつくります。すべての角を丁寧にとり、座り心地も見た目もやわらかく、一枚板に見えるように木目を計算してスギ板を合わせる、匠の技が光る逸品です。
【番組で紹介した場所】
G.WORKS
住所:和歌山県田辺市龍神村福井493
(「道の駅 水の郷 日高川 龍游」内)
電話:0739-77-0785
営業時間:10:00〜17:00 定休日:水曜日
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次回の放送もお楽しみに!