①焼き豆腐

江戸時代に創業し200年近く続いている豆腐店を訪れました。今でも薪を使って豆腐をつくっているこの店、中でも、冬限定の「焼き豆腐」は、地元の人々に愛され続ける絶品！外はパリッと、中はふんわりした食感とうま味が閉じ込められた味に舌鼓をうちました。

【番組で紹介した「豆腐」を購入できる場所】

入山とうふ店

住所：京都市上京区東魚屋町347

電話：075-241-2339

◆2016年1月8日放送「京都の旬は冬にあり！洛北ほっこり旅」より

②すっぽん鍋

江戸時代から京都の人々の憧れだった料理店があります。創業は元禄年間、300年以上の歴史を誇る「すっぽん」の専門店です。メニューはすっぽん鍋のコースのみ。1,600℃の高温で鍋を熱することで、うま味を引き出します。日々のたゆまぬ努力によってたどり着いた、究極のすっぽん鍋で体の芯まで温まりました。

【番組で紹介した「すっぽん鍋」が食べられる場所】

大市

住所：京都市上京区六番町371

電話：075-461-1775

③あだし野念仏寺・むしやしない

8,000体ものお地蔵様がまつられている「あだし野念仏寺」。かつて風葬の地だったこのあたりで、地元の方が、散在していた無縁仏を掘り出しまつるために持ってきたのです。無数の祈りが築き上げた、ここにしかない風景に出会いました。

愛宕神社の一の鳥居のそばで参拝者を400年もの間、癒してきた老舗茶屋。ここでいただいたのが「むしやしない」。腹の虫を抑える程度の軽い食べ物のことです。出してくれたのは、「志んこ」と呼ばれる愛宕山の名物の団子や、聖護院大根を煮込んだ大根炊き。参拝する前にもした後にも親しまれてきた「むしやしない」。とびきりの味をいただきました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【番組で紹介した茶店】

平野屋

住所：京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16

電話：075-861-0359　　営業時間：9：00～18：00

◆2020年4月1日放送「秘密の古都 せせらぎ散歩 ～京都 疏水(そすい)周辺～」より

＜旅人＞財前直見さん&TKO木本武宏さん

④いなり寿司

吉田山のふもと、百万遍にある知る人ぞ知る老舗の名店。それが「いなり寿司」を売っているお寿司屋さん。伏見稲荷大社御用達をはじめ、祇園町や南座の楽屋見舞いのお弁当としても愛されてきました。店主が腕を振るう、いなり寿司。一般的にはお湯をかけるだけの油抜きを、何度もお湯を変えて繰り返すことで、抜群においしくなるんだとか。手間のかかった特別な美味を堪能しました。

【番組で紹介した場所】

中村屋

住所：京都市左京区田中大堰町145

電話：075-781-4048

営業時間：10:00～17:00　　定休日：不定休

※前日までの予約が必要です。

◆2018年2月3日放送「冬の京都あったか紀行 ～出町柳から八瀬へ～」より

＜旅人＞浅野温子さん＆金子貴俊さん

⑤みたらし団子

古くから信仰を集めてきた下鴨神社。ここから生まれた名物が「みたらし団子」です。境内に湧く御手洗（みたらし）池の水面にできた泡をかたどったのが発祥なんだとか。700年近い歴史を持つというみたらし団子を、下鴨神社の隣にあるお店でいただきました。奥深い甘味に、パリッとした表面。長い歴史が詰まった古都の美味をいただきました。

【番組で紹介した場所】

加茂みたらし茶屋

住所：京都市左京区下鴨松ノ木町53

電話： 075-791-1652

◆2018年2月3日放送「冬の京都あったか紀行 ～出町柳から八瀬へ～」より

＜旅人＞浅野温子さん＆金子貴俊さん

⑥エビイモと棒ダラの炊いたん

比叡山のふもとにある上高野。この里で「エビイモ」を収穫していたご夫婦に出会いました。エビのようなしま模様があることから名がついた「エビイモ」は、京都の冬を彩る野菜の一つです。近所の人が集まってつくってくれた「エビイモと棒ダラの炊いたん」は、エビイモと、タラの干物の棒ダラを炊き合わせた冬の逸品です。素材同士がお互いの味を引き立てることから「出会いもん」と呼ばれています。海と大地の出会いは、やわらかくしっかり味がしゅんだ絶品の味でした。