2020年07月15日 (水)
河内の森を胸いっぱい! ~大阪 千早赤阪村~
大阪府唯一の村である千早赤阪村は、面積の8割が森。そんな深い森の恵みが生み出す宝物と出会う旅。自然がいっぱい!美しく温かい村の暮らしに癒やされます。
旅人:西川忠志さん & 酒井藍さん
旅した場所♪
①金剛山
大阪の最高峰「金剛山」。標高1,125メートルの頂からは、大阪の街が一望できます。毎年100万人もの登山客が訪れるという金剛山は、ひとたび足を踏み入れると澄み切った空気が胸いっぱいに広がります。
【番組で紹介した場所】
金剛山
住所:〒585-0051 大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早
電話:0721-72-0081 (千早赤阪村役場)
※金剛山ロープウェイは運航停止中です。
②伐採
金剛山で木を育てているのが、「山行き」と呼ばれる山仕事のスペシャリストたち。そんな山行きを束ねる親方が、間伐の様子を見せてくれました。数年おきに残す木を決めて周りの木を切っていく間伐。間伐をすることで、残す木にたっぷり栄養を行き渡らせ、日当りをコントロールし、成長を促すのです。お神酒と塩を供えて山の神に感謝し、伐採中の安全を願います。樹齢90年の杉をチェーンソーで切る瞬間を拝見し、代々大切に育ててきた木の値打ちを改めて知りました。
【番組で紹介した「木材」を購入できる場所】
大阪府森林組合木材共販所
住所:〒585-0052 大阪府南河内郡千早赤阪村中津原545-1
電話:0721-72-7755
③木工作品
この地で伐採された木材は「河内材」と呼ばれ、木目がまっすぐで年輪の幅も狭く均一なのが特徴。そんな河内材は、人の手で素敵な作品に変わります。長年、木の作品を作り続けている木工作家の林さん。今手がけているのは檜(ひのき)の椅子です。丁寧に木材を削り出して美しい曲線を生み出します。「大阪にこんなにいい木があることを知ってもらいたい」と、作品にとり組んでいる職人の技と思いにふれました。
【番組で紹介した「木工作品」を購入できる場所】
ラ・フォレスタ
住所:〒585-0055 大阪府南河内郡千早赤阪村大字東阪1238-5
電話番号:0721-70-2220
営業時間:11:00~17:00 定休日:月曜~木曜
④ハチミツ
この地に昔からいる、二ホンミツバチのミツを採取しているところに伺いました。実は、私たちが普段口にしているハチミツのほとんどがセイヨウミツバチのもの。二ホンミツバチのハチミツは、市場にほとんど出回らないというほど貴重なものです。巣から切り出したミツを、搾らずゆっくりと落としていきます。年に一度しかとらない二ホンミツバチのハチミツ、山のいろんな花から集めた百花蜜を堪能しました。甘ったるくなく、深い味わいなのにどこかさっぱりとしている、ぜいたくな千早赤阪村の宝物です。
⑤金剛寺
千早赤阪村から足をのばして、お隣の河内長野市へ。この地を代表する名刹、天野山金剛寺を訪ねました。緑の森に囲まれた朱塗りのお堂に安置されているのは、国宝の大日如来坐像。高さ3メートル、平安時代につくられた金剛寺の御本尊です。普段は扉越しにしか見られない秘仏を特別にそばで見せていただきました。
【番組で紹介した場所】
天野山 金剛寺
住所:〒586-0086 大阪府河内長野市天野町996
電話:0721-52-2046
拝観時間:9:00~16:30
⑥御簾(みす)
河内長野が誇る伝統の工芸品が、神社仏閣などを彩る「御簾(みす)」。伺った工場では、真竹から簾(すだれ)をつくっています。全国の名だたる神社仏閣の簾はここでつくられているといいます。両親と亡き夫から伝統のバトンを渡された女性職人の家族への愛情を伺いました。
【番組で紹介した工場】
峯製簾所
住所:〒586-0086 大阪府河内長野市天野町824
電話:0721-54-2053
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次回の放送もお楽しみに!