えぇトコ

2020年07月08日 (水)

海のオカン!最強の港ごはん ~兵庫・播磨灘~

関西きっての魚介の宝庫・播磨灘は、活気に満ちた港町を数多く抱える地域。中でも家島諸島は、誇りと自信にあふれた人たちが、創意工夫を凝らし海とともに元気に暮らしている。水揚げで賑わう漁港、古い家並みが歴史を感じさせる漁村など、特色ある港町を巡り旬の味覚を堪能する旅。(2015年7月放送の再構成)

旅人:ダンカンさん & 西村知美さん

                                                                 

①うたせ

saizueetoko_200708utase.png播磨灘に浮かぶ家島諸島。古き良き日本の漁港の風景が色濃く残る家島では、漁師の夫が獲ってきた魚を妻が販売する屋台「うたせ」が、港のそこかしこにあります。魚はその日に獲れた生きたままの状態で売るので、鮮度も抜群です。

 


②メバルそうめん・ワタリガニ・エビカレー

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漁師の夫がとった自慢の魚をそれぞれの自宅で料理して持ち寄る、元気いっぱいのオカンたちのランチ会におじゃましました。そこには、新鮮な海の幸を使った島の料理がたくさん。メバルの煮汁でそうめんに味をつけた家島名物「メバルそうめん」や、島の宴会には欠かせない「ワタリガニ」。さらに、エビで出汁を取り身をカレーに入れた「エビカレー」をごちそうに。昔から家島のオカンの味といえば、このエビカレーのことなんだそう。島のオカンが作る家島の港ごはんに舌鼓、楽しい宴に時を忘れました。

 


③海神社

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家島の南にある坊勢島は、ほとんどの島民が漁業関係に従事しているというまさに漁師の島。真っ赤な手すりの橋の向こうに、海と生きる島の人々の祈りをずっと引き受けてきたお社があります。旅人は、命を与えてくれる海に感謝、おいしいものに出会えるようにと、お祈りしました。

【番組で紹介した場所】

海神社

住所:〒672-0103 兵庫県姫路市家島町坊勢693-16

 


④梅干し

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奈良時代からの歴史を誇る穏やかな港町、室津の町を訪れた西村さん。昔から梅の栽培が盛んに行われてきた室津は、初夏になると、町のあちこちで梅干しをつくる姿が見られます。そんな梅干しを漬けているご住職に出会いました。古いものだと20年ほど前の梅干しも残っているんだとか。時間がたつほど、まろやかさが増え美味しくなるという梅干し。室津の風土が育んだ珠玉の一品は、最高のご飯の友でした。

                                                 


⑤アナゴ

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室津ならではのオカンの味を求めて漁港へやってきたダンカンさん。そこで見つけたのは、栄養豊富な播磨灘で元気に育った「アナゴ」。鮮度抜群のアナゴを使った料理を漁師の妻たちがふるまってくれました。室津の漁師の妻なら誰もがさばけるというアナゴ。それぞれの家でお姑さんに教えてもらって腕を磨くのだそう。祭りや親せきの集まりなど、ハレの日につくるという母の味で、室津自慢の巻きずし「アナキュウ」をごちそうになりました。焼きアナゴを細長く切り、酢飯にのせ、キュウリと卵焼きを加えてのりで巻いたもの。室津のオカンたちの明るさと伝統の味にふれました。

【番組で紹介した「アナキュウ(アナゴ巻き)」が食べられる場所】

魚魚市(とといち)

住所:〒671-1332 兵庫県たつの市御津町室津493-2

電話:079-324-0231

※毎週土曜日のみ、朝10時から開催

※現在新型コロナウイルスの影響により、穴子の注文は受け付けていません。

※アナキュウに関しても現在新型コロナウイルスの影響により、販売中止しています。

 

 

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次回の放送もお楽しみに!!

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