えぇトコ

2020年06月10日 (水)

世界に誇る!関西一番紀行

関西のあらゆる場所をめぐってきた「えぇトコ」。その旅の中で、数々の“一番”に出会いました。
今回は、関西が誇る「これはどこにも負けへん」という深い歴史、豊かな自然、関西人ならではの気質を再構成してご紹介します。

         

<旅人>浅野温子さん&金子貴俊さん

①ぼうり(和歌山・田辺)

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和歌山県田辺市にある小川という集落で、「ぼうり」という食べ物を見つけました。巨大な里芋の親芋を何日も煮込んだ料理。器にも収まりきらないほどの大きさにびっくり。
実はこの小川集落、「餅つかぬ里」として、600年の間、餅を食べられなかった地なんです。そして、昔からお餅の代わりに食べられてきたのが「ぼうり」です。
かつて後醍醐天皇の御子、大塔宮が所望した餅を村人が断った故事に由来し、自らを戒めてきたとのこと。先祖の言い伝えを、かたくなに守ってきた集落のすごさを感じました。

 


◆2019年4月12日放送「春満開!京の老舗へおこしやす ~京都・洛中~」より 

<旅人>泉ピン子さん&南果歩さん

②あぶり餅(京都・紫野)

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長きにわたり、都の人々に親しまれてきた歴史のある今宮神社。その今宮神社を出ると、門前にお店があります。神社創建と同じ頃から営まれており、日本で一番古い和菓子店といわれています。聞いてみると、なんと1000年もの間、続いているのだそう。
そんな老舗でいただける名物の和菓子が「あぶり餅」。きな粉をまぶして、備長炭の火であぶり、白みそをつけたお餅。現在、25代目の女将の手により、代々受け継がれてきた伝統ある味を堪能することができます。

【番組で紹介した「あぶり餅」を購入できる場所】

一文字屋和助

住所:〒603-8243 京都市北区紫野今宮町69番地

電話:075-492-6852

営業時間:10:00~17:00

定休日:水曜日(1日、15日、祝日が水曜の場合は営業し、翌日休業)

 


2019年10月19日放送「愛いっぱい!幸いっぱい!あなたがいてくれたから ~和歌山 有田・海南~」より

<旅人>つるの剛士さん&杉浦太陽さん

③タチウオ(和歌山・有田)

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有田市の箕島漁港にやってきた2人。そこは見渡す限り、どこもかしこもリヤカーだらけ!
その数なんと1000台。このリヤカーは、漁を終えた船から魚を下ろして運ぶためのもの。
漁師さんがとってきた魚を港で待つ女性たちがリヤカーで運びます。少しでも新鮮な状態で運びたいと全速力。迫力満点の活気ある漁港です。
中でも目をひく魚が「タチウオ」。実は有田市は、タチウオの水揚げ量が日本一!秋のタチウオは、脂がのっていて一番おいしいといいます。
漁港で出会った若いご夫婦が、さまざまなタチウオ料理をふるまってくれました!タチウオの刺身に塩焼き、フライ。さらに、この地で昔から伝わる「まるあえ」という、酢でしめたタチウオを乗せた郷土料理まで!水揚げ量日本一のタチウオ箕島の誇りです。

 


2017年1月14日放送「歩いて出会う深い奈良」より

<旅人>渡辺正行さん&いとうまい子さん

④墨(奈良・ならまち)

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1300年前の歴史が残るならまちを、気の向くまま歩いていた旅人が発見したのは、400年続く、現存する中で日本最古の墨屋さん。中は、およそ100メートルに及ぶ、めっちゃ長い通路が。江戸時代からの歴史が積み重なった不思議な空間がありました。創業当初から変わらない、つくり方で墨をつくっている、職人さんたちの思いが代々伝えられてきた黒い結晶は、今もなお大切に愛されています。

【番組で紹介した「奈良墨」を購入できるお店】

古梅園

住所:奈良市椿井町7番地

電話:0742-23-2965

営業時間:月~金 9:00~17:00 土日祝定休 

(時期により多少変わりますので、お問い合わせください)

                                                 


2015年4月3日放送「彩りあふれる春の恵み ~兵庫・南あわじ~」より

<旅人>八代亜紀さん&金子貴俊さん

⑤灰干しワカメ(兵庫・南あわじ)

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激しい潮流に、もまれるため、肉厚で磯の香りが強い鳴門のワカメ。そのワカメを長期間保存するための方法が、南あわじの阿那賀(あなが)という地区に伝わる「灰干しワカメ」。灰をワカメにまぶすことで、風味や栄養を閉じ込めます。春の時期には、ワカメを採り、灰をまぶし、干す工程まで、休む間もないというワカメ漁師のご夫婦と出会い、作業を手伝いました。さらに、この時期にしか食べられない「生ワカメのしゃぶしゃぶ」もごちそうになりました。お湯に通すと鮮やかな緑色になるワカメ。その歯ごたえと甘さに驚きました。

    

 

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次回の放送もお楽しみに!!

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