えぇトコ

2018年12月07日 (金)

ああ!美食半島 冬景色 ~京都・丹後~

eetoko181207_2S.jpg

今回のえぇトコは関西の北の端、いよいよ、待ちに待った冬がやってきた丹後半島が旅の舞台。日本海に幸おどる冬は恵みがてんこ盛り!いつまでも若々しく元気に歌い続けるアグネス・チャンさんとChageさんが、丹後の美味を食べまくります♪厳しい冬が磨きあげた命をありがたくいただく。生きる力がみなぎる美食の国へいざ、冒険のはじまりです!

旅人:アグネス・チャンさん & Chageさん

                                          

旅した場所♪

eetoko_181207tizu.jpg                         

 

 ①もんどり

eetoko_181207mondori.jpg

旅のはじまりは伊根から。町の象徴「舟屋」は家の一階が海に向かって開け放たれ、そこから直接船を出し入れできる仕組みになっています。そんな伊根の港には、荒波にもまれた活きのいい魚介が所狭しと並びます。そこでたくさんの魚を選別するお父さんに出会いました。誰よりも伊根の町のことを知り尽くしていると言うお父さん、なんと自宅の舟屋でも魚が獲れると言います。「もんどり」という仕組み、エサを入れたカゴを夜のうちに沈めておき、翌日獲れたものをおかずにするのだそう。自分たちで賄えるため伊根には魚屋さんが一軒もありません。もんどりで獲った魚を奥さんがふるまってくれました。お父さんが獲った魚を奥さんが料理する変わらない毎日が幸せだと言います。いつまでも仲良く元気に暮らせるのは、もんどりで獲った伊根の魚のおかげです。

                             

                               

②伊根ブリ

eetoko_181207ineburi.jpg

伊根漁港から出港の準備をしていた人に出会いました。あの三大ブリの1つ、伊根ブリの養殖場に向かうのだとか。故郷でもある伊根の魅力を伝えたいとこだわりのブリを育てています。約6000匹のブリが潜んでいる生け簀で、旅人も伊根ブリの引きあげに挑戦です。大きく立派なブリは、鮮度と美味しさを保つため、揚げてすぐ血抜きをします。大切に育てられた自慢のブリ。刺身にしても煮付けても極上の味わいです。最高のブリを育てるのが喜びだと語る養殖のプロ、今日も元気に最高の海へ漕ぎ出します。

                                          

③セコガニ

eetoko_181207sekogani.jpg

夏は海水浴場としても人気の網野の町。冬の旬といえば、もちろんカニです!丹後半島の自慢、松葉ガニは、日帰りで水揚げするため、超貴重で鮮度抜群!幻のカニとも呼ばれています。そんな松葉ガニのメスは「セコガニ」と呼ばれ、丹後ではおやつ代わりとして食べられてきた故郷の味です。特に外子と呼ばれる卵と内子と呼ぶ卵巣の部分は絶品!松葉ガニに負けず大人気です。そんなセコガニの身をアツアツのごはんに乗せた究極の食べ方、セコ丼は、丹後の今だけのぜいたくな味。厳しく寒い網野の冬が届けてくれる海の恵みです。

                                                                   

④黒アワビ

eetoko_181207kuroawabi.jpg

漁村の古い町並みが今も残る丹後町中浜。ひっそりと静まっていますが、暮らす人たちはとても元気!笑顔が素敵なお母さんはこの地で生まれ育ち、なんと丹後地方で唯一黒アワビの養殖を手掛けるプロ!立派に育った黒アワビを見せてくださいました!

大きく輝く海の宝物、大きくするには2、3年かかると言います。せっかくだからと黒アワビを使った炊き込みごはんをごちそうしてくれました!かめばかむほど、アワビの香りと旨味が口いっぱいに広がります。その味に旅人も幸せな気持ちになりました。

                                                                                               

⑤ジビエ

eetoko_181207inosisi.jpg

冬がくれる丹後の幸は海からだけではありません!峰山町五箇の里で、にぎやかな声がする建物を訪ねてみることに。ちょうど猟が一段落し、猟師さんたちが集まっているところでした。今年はじめて獲ったイノシシがいるということで見せてもらい、丁寧に処理された肉をありがたくいただきました。山に暮らす人たちは、様々な命をいただいくことで生きています。命と大切に向き合い、美味しくいただきました。

                   

⑥ムベ

eetoko_181207mube.jpg

京丹後市きっての山深い集落、弥栄町野中。そこで出会ったのは、甘柿を仲良く採っていたお父さん3人組。70年来の幼なじみで、今でも集まる仲なんだそう。まだまだ美味しい実りはあると、お父さんの家の庭に案内してもらいました。

「ムベ」という果物をもいで食べてみることに。爽やかな味わいのムベは、かつて不老長寿の実として天智天皇に献上していたという、歴史ある果物だと言います。他にもサルナシというキウイそっくりの果物や、自然薯まで!自分たちで掘った自然薯をすり鉢ですってワサビとしょうゆで食べるのがオススメ♪ 山の命にずっと元気をもらってきたお父さんたち。故郷で美味しい実りを食べながらともに過ごすのが楽しみです。

                   

⑦堀川ゴボウ

eetoko_181207gobou.jpg

丹後町の大山集落に、「堀川ゴボウ」を作っている親子と出会いました。冬に旬を迎える京野菜ですが、実は、多くは丹後で作られているのだそうです。普通のゴボウとは太さが全く違います。成長の途中でいったん引き抜き、横向きに寝かせることで、土の抵抗を受けずに太く美味しいゴボウになると言います。そんな堀川ゴボウの料理をふるまってくれることに!芯を抜いた堀川ゴボウの中に合鴨の肉を詰めた射込み煮や、根の部分を使ってごはんと炊き込んだ炊き込みごはんまで。丹後の人々の元気を作ってくれる宝物です。

            

担当日記

丘の上は、ひなげしならぬゴボウで一面埋め尽くされていました。松葉ガニで有名な京丹後・間人の町に程近い畑、丹後と言えば海!と思いこんでおられたアグネス・チャンさんは、突如現れた広大な畑に感慨深げでした。

そう、丹後は海だけではありません。丹後半島の大部分を占める京丹後市6町の内、半分の3つは海がない内陸の町です。海と山の豊かな恵みを享受し、人が生き生きと暮らす丹後半島、どちらにも偏らすその両方の魅力を届けたいとの思いで、今回の旅ははじまりました。

海からはセコガニ、伊根ブリ、黒アワビ。山からは自然薯、堀川ゴボウ、猟が解禁になったばかりの猪。丹後は本当に実り多き土地です。古代、王国が築かれたと言われているのも、この豊かさと出会えば頷けます。身の周りにあるものを自らの手で掬い、もぎ、掘る。本当の贅沢とはこういうことなんだと、生き生きと手を動かす丹後の人たちに教えられました。己の手で恵みを獲得するからこそ、その命の重さ、大切さを知ることができます。私たちは普段、食べられる状態になった食物しか目にすることがありません。まだ動いている命、土がついたままの命と出会い、その命をいただくということ。大切で貴重なそんな機会が、この地に来れば得られます。

今回の旅人であるアグネスさんとChageさんは、8キロの重さと格闘しながらブリを引き揚げ、泥にまみれながらゴボウを掘り、感謝を捧げながら猪の解体に立ち会いました。そうやっていただいた命がいかに美味しいものか、力を与えてくれるものか、輝くような笑顔でそれを伝えてくださいました。

改めて、食べることのすごさ、素敵さを教わった今回の旅。みなさんも元気が欲しい時はぜひこの地を訪ねてください。丹後には美味しい力が溢れています。

担当:吉村

     

                                                     

「えぇトコ」番組ホームページはこちら

次回の放送は1月18日(金)夜8:00~です。お楽しみに!!

えぇトコ

もっと見る