サバカン

2019年02月13日 (水)

サバカン「どうする!避難 事前の備え」

「サバカン」とは、サバイバル(生き延びる)の知恵と工夫がつまった缶詰。
略して「サバカン」。
NHKの大阪、広島、松山の3つの放送局がネットワークを組んで始めた、被災地で生まれた防災の知恵を伝える取り組みです。

今回は、愛媛産サバカンです!

 

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今回のサバカンが生まれたのは愛媛県大洲市です。「伊予の小京都」とも呼ばれ、昔ながらの街並みが美しい旧城下町なのですが、去年7月の西日本豪雨で市内を流れる肘川が氾濫、3000戸を超える住宅が床上床下浸水し、4人が亡くなりました。その中で住民全員が無事だった地域があります。 肱川のすぐ脇にある三善地区です。

 

 今回のサバカン
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住民の命を守ったのがすべての家庭に備えられていた「2枚のカード」です。

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1枚目は災害が起こった時にどう行動するかを書いた「私の避難行動」。地域の危険な場所や避難所を記したマップです。ただ作るだけではなく、地域の住民全員が集まって話し合い、避難ルートを確認しました。さらにカードには高齢者や障害者など、特に気に掛ける人の情報も加え、いざという時には声を掛けて一緒に避難をするようにしています。

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2枚目は「わたしの情報」。名前、住所、緊急連絡先に加え、持病や飲んでいる薬などを書けるようになっています。今回、避難所ではこれで誰が避難してきたか、まだ誰が避難していないかもすぐに確認することができ、住民の安心につながったといいます。

   

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この「2枚のカード」で助けられた人がいます。一人暮らしの川上禮子さんは足が不自由で、豪雨の中、自宅に待機していました。避難所が開設されると、「気に掛ける人」になっていた川上さんに地域の人が連絡を取り、自宅に残っていることを確認、ボートで迎えに行き、無事に避難ができました。

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地域では今、2枚のカードの改善が検討されています。今回の災害を教訓に、安全な避難所としてどこを地図に載せるのか、話し合いが行われました。

去年7月の豪雨では避難所に指定されていた公民館に浸水の可能性がでてきました。そこで急遽、300mほど離れた、より安全な変電所に避難することになりました。しかし、変電所は私有地、公的機関ではありませんが、変電所を避難所として使い、地図にも載せられるよう、今後、地域としてお願いすることになりました。

「地域は地域で地域を守る」取り組みは今も続いています。

 

今回のサバカンの知恵

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一人でも多くの人を救うためには、行政からの避難指示を待つだけではなく、地域の人たちが声を掛け合って、避難をすることが大事です。そのために必要なのが「事前の備え」。

いざという時の前に、普段から地域ぐるみで話し合っていくことが大切です!

 

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