サバカン

2018年12月10日 (月)

サバカン「どうする 停電!」

「サバカン」とは、サバイバル(生き延びる)の知恵と工夫がつまった缶詰。
略して「サバカン」。
NHKの大阪、広島、松山の3つの放送局がネットワークを組んで始めた、被災地で生まれた防災の知恵を伝える取り組みです。

今回は、大阪産サバカンです!

 

survive-can_osaka_001.jpg去年6月に起きた最大震度6弱の大阪北部地震。電車が止まり、駅にあふれた人たちの頼りはスマートフォン。しかし、充電が出来ずに困っていました。そこで立ち上がったのが高槻市にある関西大学・社会安全学部の大学生たちでした。

 

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高槻市は地震の震源、学生たちも住まいの壁にひびが入ったりするなどの被害を受け、不安な気持ちで避難所でもある大学へ集まりました。そこで「自分たちと同じように困っている人たちの力になりたい」と考えましたが、何をしていいのかわかりません。そんなとき、大学に「キャンパスで携帯電話の充電させてもらえませんか」と男性が訪ねてきます。

 

 今回のサバカンsurvive-can_osaka_000.jpg

 

survive-can_osaka_003.jpgsurvive-can_osaka_004.jpg社会安全学部の永松伸吾教授が思いついたのが「充電ボランティア」です。先生のアイデアをすぐさま行動に移したのが学生たち。大学にあった非常用の発電機を学生たちが近くのJR高槻駅へ持ち込み、活動はスタート。直後から利用者は増えていき、困っていた人たちが学生たちのもとへ殺到しました。しかしここで問題発生。充電に必要なコードが足りなくなったのです。

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しかしこのピンチも学生たちは私物を用意するなどして乗り切ります。はじめは何をすればいいのかわからなかった学生たちも、次第に「自分ができること」を探し、工夫していきます。困っている外国人がいるかもしれないと、ホワイトボードに英語の案内も書き加える学生や、雨が降ってきたら自分のテントを持って来る学生も。

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それぞれの個性を生かしながら、協力することによって「充電ボランティア」は作り上げられていきました。活動は電車の運転が再開する夜10時過ぎまで行われ、約8時間でのべ200人が利用。ネット上では充電器を無料提供した学生たちへの感謝の声が数多く寄せられています。

 

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利用者の中には学生たちの活動を見て差し入れをしてくれた人や、充電が終わる前に譲る人もいて、その場にいるみんなで災害を乗り切ろうという一体感が生まれていました。
「充電ボランティア」はみんなの心も充電してくれる取り組みになりました。

 

今回のサバカンの知恵

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今回の充電ボランティアのポイントは、「もっと困っている人がいるかもしれない」と想像力をふくらませて、先生、学生、大学の職員も次々とアイデアを持ち寄り、取り組みもふくらませたことです。災害は突然やってくるので、その場にいる人と協力して、そのとき用意できるもので乗り切る必要があります。そんなとき、「なんでもいいからできることをやろう」という気持ちが、周りの人だけでなく自分をも助ける・支えることもあるのではないでしょうか。

 

お役立ち情報


 

持ち運べる充電器を常に用意しておきましょう!たとえば…

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① モバイルバッテリー
② 乾電池充電器
③ 小型ソーラーパネル
④ 手回し発電機
など、いろんな種類があります。

でも充電器も持っていない!そんなときは?
いまある電池を減らさないよう節電しましょう!

スマホ節電3箇条

その1 画面を暗くする
その2 アプリの通知を着る
その3 時間ごとに連絡を確認しながら機内モードにかえる

※難しい方は「電源を切る!」がおすすめです

 

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