〝番記者〟のつぶやき

2020年07月03日 (金)

オリ番のつぶやき 笑顔がはじけたプロ初勝利~鈴木優投手

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ついにつかんだプロ初勝利だった。プロ6年目の鈴木優投手
今シーズン初先発となった7月1日の西武戦で、5回7奪三振ノーヒットに抑え、勝利投手に輝いた。ウイニングボールを片手に笑顔で写真撮影に応じるまでは長い道のりだった。

 

【都立の星も出場機会に恵まれず】

orix200703_2.jpg鈴木投手といえば、さわやかな笑顔が印象的だ。2月の春のキャンプのとき、私はオリックスの2軍の選手たちと同じホテルに宿泊していた。キャンプを2軍で過ごしていた鈴木投手とは朝の出発のときに、たびたび顔を合わせていたのだが、いつも笑顔で「おはようございます!」とあいさつをしてくれた。試合中も味方の好プレーなどに満面の笑顔を見せる、そんな姿が印象に強く残っていた。

鈴木投手は、東京都立雪谷高校の出身だ。甲子園出場こそかなわなかったが、エースとして地方大会で上位進出を果たす姿は「都立の星」と呼ばれた。
高校卒業後、2014年にドラフト9位でオリックスに入団。しかし、その後はなかなか1軍での出場機会に恵まれない。
去年7月10日の楽天戦で3年ぶりに1軍の試合に出場したが、先発して2回1失点でマウンドを降り、チャンスをつかめなかった。

 

【ツキに見放された3月】

1軍での活躍を目指して、鈴木投手はこのオフに一念発起した。世界各地から大リーグを目指す若手選手が試合経験を積むために集まるアメリカの自治領、プエルトリコのウインターリーグに参加。
帰国後は、課題の制球力を高めるため、体重移動の改善などに精力的に取り組んできた。
その効果はさっそくキャンプであらわれる。練習試合などで好投を見せ、3月5日のオープン戦で先発登板することが決まったのだった。
しかし、ここからツキに見放された。5日のオープン戦は雨でグラウンドのコンディションが悪くなり中止に。
では、22日の練習試合に登板と決まったが、ここも雨で中止。
それならば天気に左右されないドームでとばかりに、24日に京セラドーム大阪で先発登板することとなったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、この試合までも中止が決定。
鈴木投手にとっては3試合連続でアピールする場が流れてしまった。
それでも鈴木投手はくさらない。いつもと変わらない笑顔で「3試合連続で中止になったのだから、大きな記事になるのではないですか」とおどけてみせた。そのとき、自身のツイッターにこう記していた。 

鈴木優投手
この埋め合わせの運はシーズン中に返ってくる。楽しみだな。
僕自身はそんなに気にしていません。

 

【1軍ですぐチャンスをつかむ】

orix200703_3.jpg鈴木投手の予想は当たった。開幕ローテーション入りを逃した鈴木投手だったが、1軍の先発投手陣が安定せず、再びチャンスが巡ってきた。
6月26日に1軍に昇格すると、この日の試合で先発の山岡泰輔投手が、わずか3球を投げたところで左脇腹を痛めて降板。ここで、白羽の矢が立ったのが1軍にあがったばかりの鈴木投手だった。

orix200703_4.jpg準備をする間がなかったにもかかわらず、3回2失点ながらリードは守り、役割を果たせた。
運だけでなく、オフに鍛えた実力も発揮して、7月1日の先発登板をたぐり寄せたのだった

orix200703_5.jpg1日の試合後のヒーローインタビューでプロ初勝利の感想を問われた鈴木投手は、これまでの歩みを振り返った。

鈴木優投手
6年かかってしまいましたが、やっと1勝できてうれしいです。地道に1年1年練習してきたことが、今いい結果につながってくれたので本当によかったです。これからもっと勝てるように頑張っていきたい。

 プロ初勝利の喜びをかみしめる鈴木投手の笑顔は、いつもに増して輝いているように見えた。
オリックスはスタートダッシュで出遅れ、最下位に低迷している。この苦境からはい上がるため、鈴木投手のこれからの輝きに期待したい。

 

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(オリ番記者:足立隆門)

 

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