〝番記者〟のつぶやき

2019年11月15日 (金)

虎番のつぶやき 矢野監督1年目③"チームを支えた投手陣"

阪神の2019シーズンを振り返るシリーズ。
3回目は、リーグトップのチーム防御率3.46をマークした投手陣についてだ。

 

【貧打を補った投手陣】

実は矢野監督、開幕当初から、投手力が重要になると予想していた。

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矢野監督:
現状の戦力を考えると、たくさん点を取れるチームではない。まずはピッチャーでリズムを作るのが自分たちの野球だ。

その言葉どおり、阪神はシーズン序盤からリリーフ陣が好投を続けた。

hanshin1115_2.jpg藤川投手能見投手といったベテラン勢の活躍だけでなく、守屋投手島本投手といった若虎が台頭した。

hanshin1115_3.jpgさらに新外国人のジョンソン投手は、防御率1.38と圧巻のピッチングをみせ、他チームもうらやむ層の厚いリリーフ陣が整った。
ただ一方で、夏場以降、先発投手陣の手薄感は否めなかった。開幕投手まで務めたメッセンジャー投手は右肩の不調もあって、7月中旬に2軍落ち。昨シーズン、中日で13勝のガルシア投手は勝ちを稼げず、期待された望月投手などの若手先発陣も1軍で活躍できるレベルまで成長することはできなかった。
シーズン後半は、打線の得点力不足も相まってリリーフ陣にしわ寄せがいき、終盤に点を取られる試合も多かった。

hanshin1115_4.jpg巨人に敗れたクライマックスシリーズのファイナルステージでは、「これで打たれても俺の中では納得できる」と、矢野監督は自慢のリリーフ陣をつぎ込んだが、疲労の色は隠せず強力打線に屈した。
それでも矢野監督はシーズンの総括会見で、投手陣について「本当に頼もしかった。頭が下がる思いだ」と話した。チーム防御率リーグトップの投手陣に責任を押しつけることなど誰もできはしなかった。

 

【山本昌 臨時コーチでさらなる投手力アップへ

自慢の投手力をさらに高めるため、矢野監督は、秋から積極的に動いている。

hanshin1115_5.jpg中日で通算219勝をあげた山本昌さんを臨時コーチとして招いたのだった。その効果は外から見ても明らかだったと思う。若手の投手たちは次から次にアドバイスを求めた。近本選手や大山選手など野手陣もスローイング改善のヒントを得たようだ。野球界のレジェンドとも言われている山本昌さんの招へいで、矢野監督が最も大事にしている選手たちの「自主性」が出てきたように見えた。

hanshin1115_6.jpgなかでも今シーズン0勝に終わった藤浪投手は、復活をかけて山本昌さんのアドバイスに熱心に耳を傾けていた。手首を立てて投げるため、チェンジアップの握りでピッチングするように指導を受けると、「そうした発想は自分の中にはまったくなかった」と目を丸くしていた。

「ポテンシャルは桁違い」とは、山本昌さんの藤浪投手についての評価だ。

手薄な先発投手陣に藤浪投手が加われば、より強力な投手王国が作れるはずだ。秋のキャンプの成果が試されるのは来年の春以降になるが、若虎たちがどのように成長していくのか注目していきたい。

 

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(虎番記者:小林達記)

 

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