STOP! 子ども虐待

2018年11月20日 (火)

虐待する親を助けたい

中学2年生までの6年間、父親から虐待を受けていた島田妙子さん(46)。いまは、子育てでストレスを抱える親への支援活動を行っています。どうすれば虐待を防げるのか、ポイントは「親への支援」だと訴えます。

 

虐待は心を痛める


島田さんは7年前から、子育て中の親などを対象にした講演会を各地で開いています。伝えたいのは心が限界に達すると誰でも虐待につながるおそれがあるということです。

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心をコップに、ストレスをビー玉に例えて説明します。

「まさに心の中って水がこぼれそうなこういう状態です。もうビー玉は入らへん。もう無理。」

島田さんは中学2年生までの6年間、父親から虐待を受けていました。

「本当に何度も殺されかかった。こんな生活つらくて死にたいと思って、自殺しかかったり。 毎日のように殴られる叩かれるつねられる、痛いだけじゃない。心が痛む。」

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施設に保護された島田さん。1年半ほどたったとき衝撃的な知らせが届きます。
父親がみずから命を絶ったのです。その1週間前に父親から電話が掛かってきたばかりでした。

「私の父は、6年間虐待して私に謝罪の電話をくれたんです。 悪かったって。それで電話をくれた1週間後に自殺を図ったんですよね。 私はすごく腹が立ったんですよ。何やってんねんって。何でみずからあっちへいくんだと。」

 

父親も苦しんでいたと気づいた


その後、3人の子どもの母親となった島田さん。父親も苦しんでいたのではないかと思うようになりました。
今では虐待の問題は親に寄り添い支援していかないと解決しないと感じています。

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その後、3人の子どもの母親となった島田さん。父親も苦しんでいたのではないかと思うようになりました。今では虐待の問題は親に寄り添い支援していかないと解決しないと感じています。 

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「働くお母さんも増えてきます。夫婦関係もいろんな背景があって、やっぱり感情が追いつかない。イライラしやすいということをすごく感じます。虐待する親を助けることがええんやって。」

 島田さんは虐待のリスクを抱える親に向けた動画をホームページで公開しています。
(※https://www.shimadataeko.netで閲覧できます) 

「気持ちがいっぱいいっぱいになったとき、私たちはふだんだったら腹が立たないことで腹が立ったりしてしまいます。感じ方が10倍くらいになると言われています。」

抑えきれない怒りを感じても、わずか6秒間、やりすごすことができれば、感情をコントロールしやすくなるとアドバイスしています。

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「切羽詰まったときには、そんなに強く怒るつもりじゃないときでも自分が浴びた言葉をつい出してしまうんですよね。だからそこまで行く前にちょっと待って。今本当にいくらでもそれを解決するプログラムもトレーニングもあるので。」

 

人は何度でもやり直せる


動画や講演を見た人たちからは救われたという反応が届くようになりました。島田さんは誰でも変わることができると呼びかけています。

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「人はなんぼでもやり直せる。心から反省した時点で何度でもやり直せる。昨日までのことはおしまい。 お子さんに謝れることがあったら謝って、リセットして、きょうから生き生き笑顔になろうよというスタンスでやっています。」

  


各地の児童相談所は、親からの相談も受け付けています。
番号は局番無しの「189」。「いちはやく」となっています。

「STOP子ども虐待」では今後も、虐待についてお伝えしていきます。

 

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