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遡ること江戸時代には、大曲に花火文化が根付いていました。
雄物川による水運で栄えたこの地では、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を祈る神社祭典の際に、
花火を奉納する習わしがあり、花火師が多数いたと伝えられています。
現在もなお、“花火好き” は遺伝子レベルで引き継がれ、花火の街を盛り上げています。
“大曲の花火” は、花火師たちや地元住民の熱意と行動力、
全国の花火ファンの支えにより、92 回目の開催を迎えます。
今では、日本三大花火大会の一つとして全国的に有名ですが、第1 回大会は、明治43 年。
神社の祭典の余興として「第一回奥羽六県煙火共進会」(主催:仙北新報社、現秋田民報社)を実施したのがはじまりです。
大正後期から昭和初期は戦争で中断する時期もありましたが、
戦後には復活し、第22 回から現在までは中断することなく続いています。
識者の間でも、“大曲の花火” が権威のある大会として位置付けられているのは、
花火を作った本人が自らの手で打ち上げる真の競技大会だから。
大会は、打ち上げ高度が出ているか、星の開き方がそろっているか、消え方がそろっているかなどの細かい基準によって審査が行われます。
日本一の称号「内閣総理大臣賞」を目指し、全国から選び抜かれた花火師が今年も大曲の地に集まります。
今では全国的に見られる創造花火ですが、昭和39 年に行われた本大会において全国で初めて取り入れられました。
発案したのは、長年にわたり大曲の花火の実行委員長を務めた故・佐藤勲氏。
大会を盛り上げたいという思いで、観客が楽しめるユニークな花火競技を考え出したのがはじまりです。

行雲流水
あいよりあおし
昨年から引き続き、今年のテーマに掲げられた「行雲流水」には、
空を行く雲と流れる水のように、執着することなく物事に応じ、自然のままに身を任せるという意味があります。
悠々とした大曲の自然を背に打ち上げられる花火を眺めている間、見る人々はどんな思いを抱くのでしょうか。
また、サブテーマ「あいよりあおし」とは、「青は之を藍より取りて、藍よりも青く、
氷は水之を為して、水よりも寒し」のごとく、「終生学び続けることで自らを改善する様」を表しています。
歴史とロマン、そして92 回目を迎えてもなお進化を続ける珠玉の芸術作品をご堪能ください。
大会提供花火
SING SING SING
午後8 時45 分ころ~
大会提供花火は、全長 900m の各箇所からワイドスターマインを約5 分間にわたり壮大に打ち上げるもので、
毎年大会の大きな見どころのひとつとして人気を誇っています。
第92 回のテーマは「SING SING SING」
ジャズの名曲にのせて、歌い踊る迫力満点の花火をお送りします。
ようこそ花火のまち 大仙市へ。全国花火競技大会「大曲の花火」が、今年も全国各地から多くの皆様をお迎えし、盛大に開催できますことを心から感謝申し上げます。
大仙市は、昨年の7月と8月、記録的な豪雨に見舞われました。この豪雨は市内各地に大きな爪痕を残し、現在もなお復旧事業に取り組んでいるところであります。この豪雨災害にあたり、全国からあたたかい励ましの言葉やご支援を頂戴したところであり、災害復旧の推進において大きな力になっております。今大会は、被災された皆様へ元気をお届けするとともに、頂戴したご支援に対する感謝の気持ちを込めた大会にしたいと思っております。
さて、明治43年に産声をあげた「大曲の花火」は、今年92回目の夏を迎えました。途中、戦争や災害などで中断した時期もありましたが、地元の皆様、花火師の皆様、全国のファンの皆様、歴代の大会関係者の皆様に支えられ、今や日本最高峰の花火競技大会のひとつと呼んでいただけるまでになりました。これまで皆様からいただいたご尽力、ご厚情に対し心から感謝を申し上げるとともに、これからも皆様の思いを大切にしながらさらなる高みを目指してまいります。
今大会のテーマは「行雲流水 あいよりあおし」であります。「大曲の花火」が、空を行く雲や流れる水のように、物事に執着することなく自然体で日々進化をし続け、「青は之を藍より取りて、藍よりも青く、氷は水之を為して、水よりも寒し」の如く「終生学び続けることで自らを改善する様」を体現する大会にしたいと思っております。ご観覧の皆様には、このテーマのもと、「大曲の花火」の歴史とロマン、そして大会の進化を感じていただきながら、花火師の皆様が創り上げた珠玉の芸術作品の数々を心ゆくまでご堪能いただきたいと存じます。
結びに、大会開催にご尽力いただいた国土交通省、経済産業省をはじめ関係省庁、秋田県、秋田県警、東日本高速道路株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東北電力株式会社、通信事業各社、消防など関係各位に心から感謝を申し上げますとともに、大仙の夜空に咲き誇る大輪の花々が、あまねくふりそそぐ「夢」と「希望」の光となりますことをご祈念申し上げまして、歓迎のあいさつといたします。
「大曲の花火」にようこそお越しくださいました。心から歓迎を申し上げます。
さて、「大曲の花火」は、100年を超える長い歴史の中で、大きな転換期を迎えました。「大曲の花火」の新たな挑戦として、夏の全国花火競技大会を柱に、春は国際色豊かな花火、秋は劇場型花火、冬は若手花火師の新作花火と、季節毎に趣向を凝らした「四季の花火」
を運営することになりました。皆様方から喜んでいただける大会運営を目指し、それぞれに特色のある花火を展開していきたいと考えております。
本競技大会は、全国から選び抜かれた28人の花火師さんが日本一を目指し、精魂込めて製作した作品を打ち上げます。厳正な審査のもと、内閣総理大臣賞をはじめ、数々の褒賞が授与されます。全国でも唯一の昼花火、伝統的な十号玉の芯入割物の部、自由玉の部、創意工夫を凝らした創造花火の4部門にわたりそれぞれ繰り広げられる花火師さん入魂の作品を十分にご堪能いただければと思います。
毎年好評を博しております「大会提供花火」は、今回から年間スポンサー企業様と当実行委員会の提供により、これまで以上にグレードアップした企画でお届けいたします。華々しく迫力満点の花火の光と音の演出で皆様方を夢のステージへと誘います。また、競技以外にもオープニング、前年度内閣総理大臣賞受賞者による特別プログラム、スポンサー花火など数多くの見どころを準備しております。
エンディングでは、花火師さんの見送りトーチに対するペンライトによるお礼のエール交換も、すっかりお馴染みの風景となり感動を呼んでおります。回を重ねる毎に深まる交流に、花火師さんはもとより私たちスタッフ一同も大変心強く思っております。
本年も、観客の皆様により良い環境で、観覧していただくための会場づくりを進めてまいりました。観覧会場は、「安心・安全」をモットーに万全の体制を整えるため、自由観覧エリアは環境整備協力金を頂くことになりました。周辺を含め会場は大変混雑いたしますので、どうかお互いが「思いやりとゆずりあい」の精神で事故のないよう、楽しく観覧できますようご協力をお願い申し上げ、歓迎のあいさつといたします。

全国花火競技大会(大曲の花火)は、昼花火と夜花火の二部構成。
昼花火の部では5 号玉5 発、夜花火の部では10号玉2発と創造花火によって、参加28 社の花火師によりその技が競われます。
なお、内閣総理大臣賞は、昼花火と夜花火の総合評価において、最も優秀と認められた作品に贈られる最高の栄誉です。
昼花火の競技は、現在、全国でも大曲の花火のみで行われていて、競技は煙竜や煙菊で行います。
煙竜(煙物)は、夜の光の代わりに、紅・黄・青・緑・紫などを駆使した色煙で色鮮やかに空に模様を描き出すもので、近年は模様が多様化しており、色彩も鮮明に描き出されているのが特長です。
煙菊は夜の割物花火と全く同じ手法で、光の代わりに色煙で牡丹や菊を表すもの。夜の割物と同様で手の込んだ高度な技術が光ります。
昔から花火通が好む花火として親しまれています。
10号玉2発のうち、1発目の玉は芯入割物の部です。芯入割物とは、同心円状に真円を描く菊型花火。競技では、四層以上の円を描く花火が対象とされています。
芯入割物の部と重複しない花火で、星が長くゆっくり下へたれてくる冠菊(かむろぎく)、上空で開花した後少し遅れて一斉にいくつもの花が咲く千輪(せんりん)、型物などがあります。花火師の意図が色彩や形に見られる創造性と技術的なまとまりのある花火が対象とされています。
色彩、リズム、立体感、構成など複合的な観点から創造性や独自性が審査される花火です。
「麦わら帽子」や「UFO」「トンボ」といった花火名そのものの名前で観る人を楽しませます。
花火には馴染みがあるものの、種類まで覚えている“花火通” はそういないのでは。
代表的な花火を覚えれば、花火鑑賞がもっと楽しめそう。ここでは代表的な6種を紹介します。







夜花火には、割物、吊物、小割物、型物、曲物などがあり、それぞれに特長があります。
なかでも、割物は花火師の腕の見せどころです。
割物花火の鑑賞ポイントは色々ありますが、次の点に注視して鑑賞すると、
また違った面白さがあります。花火中継で解説を聞くときの参考にもなりますよ。
打ち上げられた玉が、ちょうど最高点に達した際に開花するのが理想的です。
上昇の途中や落ちるときに開花すると、均整の取れた球状にはなりません。
花火の星が飛び散って作る球状を盆といいます。これがきれいな円(まん丸)を描き、玉に見合った広がりが必要です。
星が放射線状に均一にまっすぐ飛ぶのが理想的です。星が抜け落ちたり、まばらだったり、星がまっすぐ飛ばずにふらふらと泳ぐのもよくありません。
星が消え残らずに、一斉に変化し一斉に消えているかを見てみましょう。

9月8 日(土)夜11:45 ~ BS プレミアム
9月9日(日)午前0:15~(土曜深夜) BS プレミアム
9月14日(金)夜7:30~ 総合(秋田ローカル)

