舞台は沖縄の玄関口、那覇空港。「コロナ禍を音楽で乗り切ろう」と２０２１年４月、設置された。訪れた人々は、どんな思いでピアノを弾くのか。ノーナレーションで見つめる 那覇空港のターミナル３階ホールに置かれた、カラフルなピアノ。人気バンドのボーカル・アルベルト城間さんが、首里城復興の願いを込めてイラストを描いた。 ピアノ近くには三線も置かれている。沖縄の海を見に来たフランス人。クイーンが大好きという双子の父親。母親に旅行をプレゼントした一人息子。 ２年ぶりに娘家族に会いに来た男性。コンクールに向かう大学生。空港勤務１年目の女性。さまざまな人々が心のメロディーを奏でる