NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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戦跡マップ

御真影奉護壕(名護市)【放送日 H20.10.15】

名護市源河地区の「大湿帯」と呼ばれる地域に、ひとつの壕があります。沖縄戦で、この壕には、「御真影」と呼ばれた歴代天皇の写真が集められ、「御真影奉護壕」と呼ばれました。
戦前、天皇は現人神とされ、歴代天皇の写真や御真影は天皇と同一視され、全国の学校で、もっとも神聖なものとして扱われました。
のべ1000機のアメリカ軍機が沖縄本島を攻撃した十・十空襲をきっかけに、戦火から御真影を守る先生たちの部隊、「御真影奉護隊」が結成されました。アメリカ軍の攻撃が激しさを増すと、学校ごとに保管していた御真影は、この壕のなかに集められました。
アメリカ軍の上陸が始まり、御真影奉護壕の周辺にもアメリカ兵の姿が現れるようになりました。奉護隊は、神聖な御真影をアメリカの手に渡すまいと、昭和天皇以外の御真影を壕のなかで燃やしました。さらに御真影の台紙や入れ物の柄の箱を近くの神社の境内に埋めました。
最後まで守り続けた昭和天皇の御真影も、日本軍の組織的戦闘が終わった直後、壕の近くにある河原で燃やされました。そして6月30日、御真影奉護隊は解散しました。

壕のなかは落盤の危険があり、市の天然記念物の「オキナワコキガシラコウモリ」が生息していることから、名護市は、一般の人は壕のなかに立ち入らないよう呼びかけています。

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