連続テレビ小説「ちゅらさん」ファンミーティング

もともとえりぃのような明るさはなかったので、太陽のようなっていうか。テンションをあげるというか。私がえりぃから元気をもらっていた感じですかね。

やっぱりえりぃ見たら、今も見て分かる通りキラキラ輝いてるので。もう本番始まる前からまぶしいんですよ。キラキラ国仲さんがまぶしいから、もう裸眼で見てると結構目やられてちょっと俺視力落ちたもんね。えりぃがまぶしすぎて。それぐらいキラキラしていました。だからやっぱり朝ドラのヒロインに選ばれる子っていうのはこういう人なんだろうなっていうのをすごく感じながら一緒に演じさせてもらって。俺の妹がえりぃってなんかめっちゃ自慢だなみたいな、役の中なんですけどすごいうれしかったですね。うわ、こんな妹がいたら俺もう学校で自慢するなみたいな。

朝ドラのヒロインに決まって、発表まで両親にも言わないようにと言われました。オーディションを受けてから1か月くらい経っていたので、てっきりもう落ちたものだと思っていて…。その発表に行く朝に両親に電話をして「これから発表に行ってきます」ということだけを伝えて、それで行ったんですけど、もう何が何だかわからなくて、もうカメラもパシャパシャパシャパシャってヒロインおめでとうございますっていう感じだったので、自分でも全然実感がないままそこに立っていましたね。

ずっと母親に芸能界を反対されていて、毎晩「あなたねそんな芸能界の仕事はいつダメになるか分かんないんだから沖縄帰ってきなさい。みんなからゴリって呼ばれてるの？もうゴリって名前やめなさい」とかずっと電話で言われていたんですよ。で、「ちゅらさん」の出演が決まって全国放送になって、それで初めて沖縄に帰ったときに那覇空港に迎えに来た母親の第一声は「おかえりぃゴリ！」（笑）すぐ手のひら返した。

以前別のドラマで仕事をして、「ちゅらさん」の時は絶対この“おばぁ”はとみさんだと思ったので、家に行って「朝ドラお願いできませんか」っていう話をしたら1日目と2日目に断られて、3日目も行ったんですよ。そうしていたら横で聞いていた夫の平良進さんが「とみよ、こんなに言ってるんだから出てあげろ」って言ってくれたんですよ。それで出てくれることになったのですが、その前にとみさんが「私がこの朝ドラに出たら沖縄のためになりますか」っておっしゃったんです。これはさすがにすぐに「はい」って言えなくて、2秒ぐらい考えて「そうなるように頑張ります」って言ったんです。今でも覚えてるけど。そう言って出てもらうことになったんですね。

おばぁは私を見るたびに「体大丈夫ね？」っていってサーターアンダギーを持ってきてくれて。もうそれがおいしいんですよね、東京のスタジオで食べるサーターアンダギーが。おばぁが手作りで持ってきてくれて、ずっと心配してくれていましたね。「疲れてない？沖縄帰りたいと思わない？」ってずっと聞いてくれたので。すごく支えられたと思います。

今、とみおばぁが持ってきてくれた手作りサーターアンダギーを僕も思い出して。今から出番だっていう直前に持ってくるので、演者みんな口パッサパサで出て行くんですよ。のどが渇いてしょうがない状態になるんですけども。でもおいしかったなぁって。