もともと建築資材として使われていた海砂ですが、沖縄県内では1960年代から 建築需要が急速に高まったことから、十分に塩抜きされない海砂が 一部のコンクリート細骨材として使用されました。 塩分濃度の濃い海砂は、数十年たって少しずつ建物を中から浸食する結果となり、 2009年には1970年代に建設された分譲マンションの廊下が崩壊して社会問題になりました。 @は今年8月に小笠原諸島の海底火山が噴火したことで、その後、主に沖縄や奄美に大量に漂着し、漁業や観光業に被害を与えています。 Bはイヌマキ科の植物です。硬くて見た目が美しく、シロアリなどの病害虫にも強いため、沖縄では建築用材や家具、仏壇などに重宝されてきました。 Cは当初は首里城をはじめとする琉球王府や、役所の建物でしか使ってはいけないとされていました。 1889年(明治22年)に禁止が解かれ、平民や一般家屋でも使われるようになりました。