浦添市が計画するリゾート開発の一環で2019年にオープンしました。 2025年以降に返還予定の米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の跡地との一体開発ですが、 パルコシティの建設地は跡地ではありません。 @は2010年に返還された米軍泡瀬ゴルフ場跡地に2015年開業。 Aは1981年に返還されたハンビー飛行場跡地に、当時、沖縄本島中北部地域最大規模の商業施設として1990年オープンしました。 Cは1987年に返還された米軍牧港住宅地区の跡地に、2002年に開業しました。
近年「基地は沖縄経済発展の阻害要因」と言われるようになりましたが、 その重要な背景になったのが変化された跡地利用の成功でした。 いまだに「基地がなければ沖縄は経済的にもたない」という声も聞かれますが、 データで見ると、沖縄県民の所得に占める軍関係受取の割合は、復帰時に約15%だったのが、 今や約5%になっています。もっとも、返還された跡地利用が、 大規模商業施設ばかりでいいのかについては疑問の声もあります。