他の3つは復帰前に実際に沖縄の子どもたちの間で広まったうわさです。 @「桃原(トウバル)」という沖縄の名字が、復帰後は「桃原(モモハル)」になると信じられていました。実際に、うわさ通りに復帰後、ある店の看板が変わったという話もあります。 A雪が降るといううわさはかなりの広範囲で信じられていました。実は沖縄では復帰前にもみぞれやあられなど雪の一つとされる気象現象はたびたび起きていましたが、沖縄の子どもたちにとって「雪」は特別な現象だったのでしょうね。 B九州と沖縄がくっつくといううわさもありました。こうしたうわさ話は、復帰後に社会が大きく変わるかもしれないという事実と、子どもたちの想像力が混ざって生まれたのかもしれません。 (※取材に基づく)