ページの本文へ

NHK岡山WEBリポート

  1. NHK岡山
  2. 岡山WEBリポート
  3. プロ野球オリックス 首位打者の頓宮裕真選手 地元備前市に凱旋

プロ野球オリックス 首位打者の頓宮裕真選手 地元備前市に凱旋

おかえりなさい!
  • 2023年12月27日

今シーズン、パ・リーグで首位打者のタイトルを獲得した備前市出身でオリックスの頓宮裕真選手。チームのリーグ3連覇にも貢献しました。飛躍を遂げたシーズンを終え、12月9日に地元・備前市に凱旋。およそ700人が集まった講演会で、活躍の舞台裏やふるさとへの思いなどを笑いも交えながら語りました。
(岡山放送局記者 山田俊輔)

初のタイトル首位打者に

5月から打率3割台をキープした頓宮選手
初のタイトルとなる首位打者を獲得

プロ5年目で初のタイトルとなる首位打者を獲得した27歳の頓宮裕真選手。身長1メートル82センチ、体重103キロの体格をいかした長打力が持ち味です。これまでは1軍に定着できませんでしたが、今シーズンは5月から打率3割台をキープし、一気に頭角を現しました。

“やっとプロ野球選手らしいシーズンを送れた”

頓宮選手の入場とともに会場からは盛大な拍手が

頓宮選手の凱旋講演会は12月9日、備前市市民センターで開かれ、地元の人を中心におよそ700人が詰めかけました。大きな拍手で出迎えられた頓宮選手は、首位打者のタイトルを獲得するなど飛躍を遂げた今シーズンについて「けがで開幕しても2軍スタートだったが、焦ることなく自分の軸をぶらさずに野球をしていた。好調の理由は、シーズンを通して調子の波が悪くならないように、やることを決めて試合前に準備していたから。次の日に臨むルーティーンを大事にしていた。練習では、ホームランを打たずにセンターに返す。去年の今頃からやると決めて、その点だけを1年間やっていた。去年と変えたのはそれだけ。僕にとって、やっとプロ野球選手らしいシーズンを送ることができた」と振り返りました。

小学生のときは〇〇〇だった!?

軟式野球チーム「伊部パワフルズ」時代の頓宮選手

大輪の花を咲かせた頓宮選手はどのような子ども時代を過ごしていたのでしょうか。小学生の時に所属していた軟式野球チーム「伊部パワフルズ」のときのことなどを聞かれると、笑いも交えながら、次のように話しました。

小学校の時は、めっちゃ太っていて足が遅かった。打てばボールを遠くには飛ばしていたが、足が遅すぎて、なかなかホームランにはならなかった(笑)。(中学生の時は)野球ひと筋だった。勉強はやり方が分からない(笑)。でも、みんなには勉強をしてほしい。やっておいて損はない

司会者

勉強のほかに後輩の皆さんにやっておいた方がいいと伝えたいことは?

白米をひたすら食べること。白米。日本人は白米。太ること。絶対に小学校・中学校・高校・大学、上にいけばいくほど練習はきつくなる。絶対とは言えないが、野球を頑張れば体は絞られる

頓宮選手にとって備前市とは…

頓宮選手にとって、地元・備前市はどんな場所なんでしょうか。

司会者

頓宮選手にとって備前市のいいところは?

…駅員がいない。(会場から笑い声)。そこしか思いつかない。備前市はいいところですね(笑)。好きな場所は、初詣とかで行っていた天津神社。地元を見渡せるのでいい場所だった

司会者

今シーズンの活躍は備前市の応援が届いたから?

間違いないです。(会場から大きな拍手)。“この日に地元の人たちの応援が来るよ”と、オリックスの広報から聞いていた。去年も来ていただいたが、そのときはスタメンではなかった。ことしはやっとスタメンで出られていたので、なんとか活躍したかった

山本由伸投手は実家が隣の“幼なじみ”

3年連続で先発投手の主なタイトル4つをすべて獲得し、沢村賞にも選ばれた山本由伸投手は同じ備前市出身だけでなく、実家が隣どうし。学年は2つ下の幼なじみについても話してくれました。

司会者

山本由伸投手とプロで一緒にプレーをすると思っていた?

同じチームでプレーするとは全く思っていなかった。ヨッシー(山本由伸投手)がドラフトで選ばれたとき僕は電車に乗っていた。電車でドラフトを見始めると、ちょうどヨッシーが出て本当にびっくりした。“すごいな”と思ってすぐにLINEした

司会者

ふだん山本投手とはどんな話を?

年齢も近いので、地元の誰が何をしているとかを話す。彼はピッチャーなので、野球の話はあまりしない。“地元ではどこのお店がおいしいよな”とかそういう話をする

頓宮選手は講演会のあとのインタビューで「山本投手の行動を見ると、結果が出る行動をしている。結果を出して当たり前の練習をしているし、野球に対してすごくストイックにやっている。後輩だが、本当に尊敬している。身近な近所の子がメジャーリーガーになる。本当にすごいと思うので、心から応援している。次はファンとして見たい」とエールを送っていました。

質問コーナーでは

講演会では、参加者から事前に集めた質問に頓宮選手が答える時間も設けられました。内容は野球に関することから“岡山弁”に関するものまで多岐にわたりました。

司会者

多くの小中学生からの質問。『どうしたらヒットをたくさん打てる?』

僕も分からない。僕の場合、試合前の準備で、去年はレフト方向にホームランを打っていたが、ことしはセンター方向に強い球を打つように変えた。人のまねをすることもあるとは思うが、やっぱり最後は自分の感覚で打った方がいい

司会者

続いては、『“岡山弁”はまだ出る?』

全く出ない。(出身の亜細亜大学があった)東京はいろんな県から人が集まってくるが、“じゃけえ”とか“言うたろう”とか岡山弁を話すと“今の何?”と聞き返された。“えれえ”を使ったときには、“何が偉いの?”と聞き返された

司会者

最後の質問『子どものころに憧れていた選手は?』

赤星憲広さん。岡山は阪神のテレビ放送が多かったので、阪神ファンだった。あとは桧山進次郎さん、金本知憲さんとか。子どものころ、よく見ていた選手たちが今は阪神のコーチとかをやっているので、すごいなと思う

“来シーズンも応援に来てもらえる活躍を”

1時間半にわたり、笑いも交えてさまざまな話を披露した頓宮選手。最後は会場を訪れた地元の人たちに「僕が今年活躍できたのも皆さんが応援に来てくださったのがきっかけ。来年もまた応援に来てもらえるように、レギュラーで1年間戦い続けられるように、これからまた準備して頑張る。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを述べました。
来シーズンは1年目から目標としている「ホームラン王」を取りたいと語る頓宮選手。さらなる活躍が楽しみです。

  • 山田俊輔

    岡山放送局 記者

    山田俊輔

    2017年入局 岡山県政やスポーツなどを担当

ページトップに戻る