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パリ五輪まであと1年!岡山から出場を目指すアスリートたち

アーチェリー・ブレイキン・自転車BMX
  • 2023年07月26日

7月26日でパリオリンピックの開幕まで1年です。これから各競技で代表争いが本格化するなか、岡山県内にも出場を目指すアスリートがいます。 
(岡山放送局記者 山田俊輔)

 【アーチェリー 中西絢哉選手 東京五輪落選の悔しさバネに】 

弓を構える中西絢哉選手

岡山市北区出身の中西絢哉選手(23歳)は母校の岡山理大付属高校を練習拠点に、アーチェリーで初めてのオリンピック出場を目指しています。東京オリンピックでは、最終選考会で代表を逃した悔しい経験から「パリこそは」と雪辱を誓っています。 

中西 絢哉 選手
「東京五輪のときは目の前で出場権を落としたので、本当に悔しかった。その時の自分に勝つという意味でも、今回はしっかりと取りに行きたい」

2023年4月 アーチェリーの日本代表選考会

中西選手はことし4月に行われた選考会を勝ち抜き、パリオリンピックの出場枠を争う世界選手権とアジア大会の日本代表に選ばれました。パリへの最初の挑戦は、7月31日からドイツのベルリンで開かれる世界選手権。日本チームの一員として出場する団体で上位3位以内に入れば、パリオリンピックの代表に内定します。 

中西 絢哉 選手
「大会の時に緊張感が嫌いな選手が多いと思うが、僕はその点、緊張感をすごく楽しみながら、仕上げてきているので、そこは強みだと思う。パフォーマンスも上がってきているので、さらに練習を積んで、目の前の世界選手権に向かって頑張っていきたい」

 【BMXフリースタイルパーク 大池水杜選手 けがを乗り越え】

岡山市で練習する大池選手

岡山市内に練習拠点を置く、自転車BMXフリースタイルパークの大池水杜選手(26歳)。高さのあるダイナミックな技が持ち味で、全日本選手権は優勝5回、東京オリンピックでは7位に入賞しました。「パリではメダルを」とさらなる飛躍を誓った大池選手ですが、2023年2月のワールドカップの競技中に転倒し、背骨を圧迫骨折しました。 

大池選手はInstagramでけがを報告

大池 水杜 選手
 「最初のころはもちろん焦っていたけど、焦ってもどうにもならないし、確実に自分のペースに 戻して、もう1回、自分のライディングをかまそうかなって冷静に考えている。跳ぶ感覚は全然残っているので、あとは自分の体のコンディションがクリアできれば」

背面を気にする大池選手

およそ5か月間のリハビリを経て、7月から自転車に乗る練習を再開した大池選手。パリオリンピックの出場権獲得に向け、2024年3月から6月にかけて行われる予選に照準を合わせています。今は年内の大会復帰を目指し、背中のケアや体幹トレーニングなどもしながら、自分なりのペースで調整を続けています。 

大池 水杜 選手
「みんなから、しっかり守らないといけない約束として“無理だけはしないように”と言われているので、自分の体と相談しながら自転車に乗っている。まだ1年あるし、焦る必要もない。確実に的確な練習をしていって、支えてくれるみんなもいるので、協力してもらいながらやっていけたらと思う。東京五輪で表彰台に立てなかった悔しさがあるので、手ぶらで帰ってくるようなことはしたくない。やるしかない。ほかのみんなより一番会場を沸かすライディングがしたい」

【ブレイキン 菱川一心選手 新競技で代表目指す】 

新競技で出場を目指すアスリートもいます。岡山市の高校3年生、菱川一心選手(17歳)です。パリオリンピックで新たに採用されるブレイキンで代表入りを目指しています。奇想天外でアクロバティックな動きを強みに、2022年11月にアメリカのニューヨークで開かれた世界最高峰の大会でベスト4に入るなど、世界の舞台で頭角を現してきました。しかし、7月のアジア選手権で10位に終わるなど、最近は思うような結果を残せない試合が続いています。 

菱川 一心 選手
「自分の中で勝ちにこだわりすぎているのか、100%以上のダンスができていない。自分のしたいことができていないから、バトルをしていても全然楽しくない。でも、悩み抜いた末に持ち味の爆発的な動きをどんどん生み出していこうと決めた」

倒れ込むまで踊り尽くす菱川選手

菱川選手が武器にする、誰もまねができないダイナミックな動きを追求するためには、体力の強化が欠かせません。ひたすらバトルを繰り返し、オリンピック出場がかかる9月の世界選手権などに向けて、みずからを追い込んでいます。

菱川 一心 選手
 「今が一番人生で追い込むとき。 勝ったにしろ、負けたにしろ、自分が一番やったと思えるぐらいもっと本気になって、もっとダンスのこと考えて、ダンスにのめり込む。世界中の人とバトルをして、もっと自分に本気にならないといけないと思った。“オリンピックに出られたらいいな”とかそんな考えでは、どう考えても、出場すら難しいと肌で感じた。ここで人生をかける。オリンピックに出場するからには、金メダルを狙って、死ぬ気で取り組む」

パリオリンピックまであと1年。アスリートたちはそれぞれの覚悟を持って、競技と向き合っています。岡山から1人でも多くのアスリートが1年後のパリの舞台で、活躍する姿を心から願っています。 

  • 山田俊輔

    岡山放送局 記者

    山田俊輔

    2017年入局 岡山市政やスポーツ、学術などを担当

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