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表情豊かな動物たちを描くアーティスト・海太郎さん

#おかやまハレ舞台
  • 2023年06月16日

「おかやまハレ舞台」では、「表現」に携わるさまざまな人や場を応援しています。今回紹介するのは、岡山市のアーティスト・海太郎(かいたろう)さんです。表情豊かな動物たちをシンプルな画風で描き続けています。「もぎたて!」などで紹介してきた、その海太郎さんの個展が、2022年に初めて開かれました。タイトルは「見ると、見える」。さまざまな動物たちを描いた作品、34点が展示されました。

雨宿りをする楽しげな表情のカエル
愛らしい表情をしたカモの親子

母親の長谷川和美さんによると、海太郎さんは自閉症があるため、ことばで伝えるのが苦手で、幼い時から絵や音楽を通して表現してきたそうです。個展の会場では得意のピアノを演奏し、訪れた人をもてなしていました。

ピアノを演奏する海太郎さん

展示されている作品には、短いことばが記されています。

"赤いトリさん3羽、集まった。"
"草原は爽やかだぁ。トリさん、深呼吸。"

ことばを書いたのは母親の和美さんです。海太郎さんに動物たちのストーリーを感じながら描いてほしいと、いつもメモとして渡しているものです。

母親の和美さん

海太郎さんは、母親のことばをたよりにイメージを膨らませているそうで、作品の動物たちも、そのことばに答えるように表情豊かに描かれています。

会場には母親の和美さんが海太郎さんについて書いた詩も展示されていました。

母としての葛藤を書いたもの。

穏やかな言葉を蒔けば
穏やかな芽が伸びてくる
わかっているのに
乱暴に土を掘りかえしてしまった日
ただ水をまく

海太郎さんと向き合う中で気付いたことを書いたもの。

一を聞いて十はわかりません
十まで聞いたら
百がわかることもある
不思議な
隙間がある

海太郎さんは2022年から、障害者の就労支援などを行っている事業所にアーティストとして所属していて、今後は病院や保育園などに作品を貸し出すなどして創作活動を続けていくということです。母親の和美さんは、こうした取り組みを通じて海太郎さんと社会がつながりを持ってほしいと話していました。

Q.気に入っている作品はどれですか?

海太郎さん

トサカカエルちゃんです

見ているとつい笑顔に、そして心が和やかになる海太郎さんの作品の数々に引き込まれました。「おかやまハレ舞台」では、今後も「表現」に携わるさまざまな人や場を応援していきます。

こちら👇の岡山NEWS WEBのページでは動画もご覧いただけます。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20220912/4020013985.html
海太郎さんのピアノ演奏も聞くことができます。

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