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2021.10.15第22回 気仙沼 漁師夫婦の恋愛物語

ドラマも残すところ、あと2週間。未知と亮がどうなっていくのかハラハラしているライターCです。
実際の漁師さんの恋愛事情はどうなのでしょうか。気仙沼に住む漁師夫婦に、なれ初めから結婚生活のエピソードまで、あれこれ聞いちゃいました!

夫婦円満の秘けつは「思いやり」 遠洋マグロ船の船長さん夫妻

まずは、結婚13年目の下屋敷洋祐さん(40歳)と、紀子さん(42歳)。
紀子さんは、生っ粋の気仙沼っ子。北海道の漁師だった洋祐さんとの出会いは、気仙沼の居酒屋でした。

気仙沼 ⇆ 北海道 遠距離な“大恋愛”

「先に声をかけたのは私です(笑)」と紀子さん。
洋祐さんは “どストライクの男性”だったそう♪ 実は、洋祐さんも紀子さんを気に入っていたとか。
こうして、気仙沼と北海道間の遠距離恋愛がスタートしました。

紀子さん:洋祐さんは口数が少ないので電話でも沈黙が長い。『あれ? 電話切れた?』って(笑)。
それでも『おはよう』『おやすみ』と、マメに連絡をくれる人でした。

そんな洋祐さんが、時には大胆な行動に!
「今、そっちに向かっているから!」と、突然北海道から会いに来ることも…。

洋祐さん:ずっと一緒にいたいと思える優しい人だった。

まっすぐな洋祐さんの思いが二人の心の距離をグッと近づけ、結婚を決意…と同時に、紀子さんは言いました。「父が出航する前にあいさつしないと、結婚が一年延びる!」

そう、紀子さんの父親は遠洋マグロ船の船頭。
気仙沼にいるのは2か月間と聞いた洋祐さんが慌ててあいさつをして、出航ギリギリにめでたくゴールイン! 洋祐さんは、義父の誘いで遠洋マグロ船に乗ることを決めたのです。

10か月の留守を守る 漁師の妻の思い

  • 気仙沼港・去年の出船おくり

結婚13年目。二人のお子さんにも恵まれました。夫が漁に出ている10か月間、家を守る紀子さん。夫が留守中の生活の苦労を話してくれました。

紀子さん:子育ての悩みをすぐに相談できないし、父親と母親の役割を一人で担わなくてはならない。親族が亡くなっても、船の操縦に影響が出ないよう、あえて伝えないということもありました。

計り知れない覚悟が求められる漁師の仕事。そんな夫のことを深く理解する妻の思いやりに、胸が熱くなりました。

10か月会えないぶん、とびきりの愛情を!

久しぶりの再会。ようやく家族の団らんの時間ですが「気仙沼に帰ってきてからの2か月間は“パパ優先”」なのだとか。

夫婦水いらずの時間は、子どもたちが登校したあと。二人で料理する時間を大切にしているそうです。「早起きして朝食のみそ汁も作ってくれますよ」と紀子さんが照れながら話してくれました。

現在(10月8日時点)、インド洋を航海中の洋祐さん。帰りを待つ紀子さんへの言葉が届きました。

洋祐さん:今も昔と変わらず、大好きだし愛しています。そしてすごく感謝しています。

命がけで海の仕事をする夫と、無事を祈りながら家庭を支える妻。離れていても、感謝の気持ちで心はつながる。勉強になります…!

結婚3年目 新米・漁師さん夫妻

次は、異色の経歴を持つ漁師の佐藤嘉記さん(26歳)と、妻の麻衣さん(24歳)です。嘉記さんは、東京オリンピックを目指すセーリング競技のアスリートから、めかぶ・わかめ養殖漁師に転向したんです!

嘉記さんと麻衣さん

高校ではヨット部、卒業後は宮城県漁協に就職し、働きながらセーリング競技の練習を重ねていた嘉記さん。
2018年、東京オリンピックを目指して神奈川県に移住。麻衣さんとの出会いは、練習先のヨットクラブでした。「お互いに気にかけていた。なんかいいな~と。」

実は、麻衣さんも小学校から高校までセーリング競技をしていた海のアスリート。自然に通じ合ったのでしょうね。つきあって半年後に結婚しました。

嘉記さんはオリンピック出場を果たせなかったけれど、二人は再び、海に未来を託しました。嘉記さんが“漁師の道”に進んだのです。実は、嘉記さんの祖父と父が漁師。

嘉記さん子どものころから海が身近だったし、漁師さんが楽しそうに仕事しているんですよ。僕も頑張って稼ぎたいと思いました!

麻衣さんは「稼いでくれるならどうぞ!」と背中を押したそうです。

麻衣さん:夫は自分からやりたいと言った仕事だけあって、一生懸命頑張っていて輝いているな~と。ほれ直しました。

目下、麻衣さんは3歳の長男と先月産まれた次男の子育てに奮闘中! ママ友や地域のつながりもできて、「おかえりモネ」も楽しみに見ているそうです。

麻衣さん:自分が住んでいる気仙沼の話だから共感することが多い。みーちゃん(永浦未知/蒔田彩珠)は、漁師としてのりょーちん(及川 亮/永瀬 廉)を見守ってきた。結ばれてほしい!

嘉記さんが漁師になって3年。ことし2月、初めて自分で種付けをしたわかめの刈り取りができました。

嘉記さん:まだまだ経験が浅いから、先輩に聞いて勉強しています。コロナ禍で売り上げはよくないけれど、頑張って軌道に乗せていきたい。

麻衣さんも、わかめ養殖について勉強中!
麻衣さん:私もいずれは海の仕事を手伝うので、『きょうはどんなことをしたの?』と毎日聞いています。

さすが海のアスリート、たのもしい!
思えば、二人を結びつけたのは“海”。天候や波の状況を判断しながら競うセーリングと、大自然を相手にする漁師は、どこか重なるところがあるのかもしれませんね。

「パパは世界一!」 定置網船の漁師さん夫妻

サバやアジなどを狙う定置網船の漁師・堀内直宏さん(36歳)と史佳さん(35歳)は、ともに岩手県釜石市出身で、高校時代から顔見知りだったそう。社会人になって偶然、再会。

すでに気仙沼の漁師だった直宏さんは、史佳さんを「元気がよくて、話を聞いてくれる。ずっと一緒にいたい」と思ったそう。史佳さんは 「直宏さんの、仕事に一生懸命で真面目なところ」にひかれたのだとか。

史佳さん:網にかかって気仙沼に来ちゃいました! 夫を見ていると、ドラマの新次(浅野忠信)やモネの祖父・龍己(藤 竜也)と同じ“漁師のプライド”を感じます。尊敬しています。

「漁師は男の中の男」と語る豪快な直宏さんですが、東日本大震災が原因で、漁師をやめたくなるほど辛い時期があったそうです。そんなとき、支えてくれたのが史佳さんでした。

直宏さん:奥さんに「パパがやらなきゃ誰がやるの? パパにはパパの仕事があるでしょ」と言われてハッとした。そこから頑張らなきゃダメだ! と乗り越えられたんです。

漁師の妻は、腹が据わっていますね~!
「世の中、漁師の奥さんは大変って言うけど、意外にそうでもないのよ」と明るく話す史佳さん。家では、直宏さんが朗らかに過ごせるように気をつけているそうです。

史佳さん:常に危険と隣り合わせだから、帰宅すると「あ~無事に帰ってきてよかった」と毎日思います。10人の乗組員の命を守りながら船を操縦する夫の、一番の味方でいてあげたい。

直宏さんはゴミ出し、洗濯など家事もこなす“優しすぎる夫” なのだとか。「きょうは寒くなるから、子どもたちに上着を持たせてね。」とメッセージを書いて出かけることも。

史佳さん:漁師さんは優しくてかっこいい! 「うちのパパは世界一!」です。

3組の漁師夫婦のみなさん。
夫婦ともに、海のように広く深く、思いやる愛に満ちあふれていました!!
未知と亮のことも温かく見守りたいと思います。

次回もお楽しみに!

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