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2020年2月1日(土)

“大暖冬”あの食べ物… 生き物にも異変…

ことしの冬、いつもより平均気温が2度ほど高まっています。
暖冬が大きな影響を及ぼしていました。

トラフグが…取れない 代わりにいるのはシイラ

山口県で、いつもならシーズン真っ盛りのトラフグ。
しかし、この日、トラフグは一匹も取れませんでした。代わりにいたのは、大量の「シイラ」。

冬には熱帯地域に移動するシイラですが、平年より海水温度が1,7度高いため、真冬にも関わらず留まっていました。

漁師歴60年の山根さんは「夏におる魚が冬におる。異常ですよ。私らも初めてですよ。」と話します。
網を壊して漁の邪魔をするシイラがいることで、トラフグの漁獲量は例年の2、3割に落ち込んでいるといいます。

北の大地では…あの名産が…

一方、北の大地では。

名産「小麦」がピンチです。
例年よりあまりに雪が少ないため、土が凍りつく現象が起きています。

布団のように大地を守る雪が、不足しているためです。

さらに、ここ十勝で全国一の収穫量を誇る「長いも」も。地中で凍り付き、商品にならない可能性も出てきています。

地元の長いも農家の人は「これぐらいまで凍ってしまうと、製品価値が下がってしまう。場合によっては中まで氷が張ってしまう。」と話しています。

駆除依頼が2倍に 増えるネズミ

作物・魚だけでなく、暖冬の影響で、ある生物の駆除依頼が殺到しています。
業者についていくと、そこにはネズミにかじられたビニールが!

この冬、例年の2倍にのぼるネズミ駆除の相談が、地域の業者に寄せられているといいます。

地域のネズミ駆除業者
「うちでも一日何件もネズミ駆除に携わっている。年末から比べても、だんだん多くなってきている。」

ねずみは寒さに弱く、通常冬になると個体数が減っていきます。しかし暖冬の影響で活動が衰えず、繁殖が盛んに行われているというのです。

冬なのに増加中!?ダニに要注意

さらに心配なのは…。
どこの家にもいるといわれる、「ダニ」です。

ダニの調査を行っている高岡正敏さんによると、ダニは冬に少なくなり、夏にかけて2から10倍に増えるそうで、ことしは冬場も気温が高いため、繁殖を続け、例年よりさらに増える可能性があるといいます。

ダニの対策について、高岡さんは。

ダニの調査会社を経営する 高岡正敏さん
「汚染されている寝具をやめて、新しい寝具にする。ダニが入らないような防ダニ寝具を使うこと。寝具をこまめに掃除機をかける。布団干しをする。寝具を洗う。寝具を含めた住居管理をこまめにやることがすごく大事。」

大幅に早まる地域も 早めの花粉症対策を!

暖冬がもたらすもう1つの大きな影響が、花粉症です。
ことしは花粉の飛散が大幅に早まる地域もあるといいます。

民間の気象会社によりますと、関東南部と九州北部で2月上旬、東北北部では2月下旬と、例年より1週間から2週間ほど早くなりそうです。
ことし、花粉症については早め早めの対応が求められています。

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