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2019年8月18日(日)

旬体感 色鮮やか!魅惑の果実 ドラゴンフルーツ 沖縄・糸満

今回の旬体感、紹介するのはドラゴンフルーツです。
国内で出回っているものの多くは海外からの輸入品ですが、産地の沖縄県ではスーパーや直売所などでも買える身近なフルーツです。
収穫真っ最中の沖縄を訪ねました。

魅惑の果実 沖縄産ドラゴンフルーツ

沖縄本島の最南端にある糸満市。
県内有数のドラゴンフルーツの産地です。
収穫時期を迎えた農家のひとつを訪ねました。

ドラゴンフルーツは中南米原産の果物で、実の表面が龍のうろこに見えることから、この名前がついたと言われています。

徳元春雄さん、79歳です。
30年近くドラゴンフルーツの栽培をしています。

実は、ドラゴンフルーツはサボテン科の植物です。

石橋アナウンサー
「葉っぱにとげがありますね。」

徳元春雄さん
「とげがすごいんですよ。」

収穫する場合は、とげで傷だらけにならないように長袖、長ズボン、厚手の手袋が欠かせません。
汗だくになる、かなりの重労働でした。
さっそく取れたてを試食。
うろこのような皮をむいていただきました。

ジューシーで、歯ごたえがすごくなめらか。
さっぱりした甘さで、酸味もあって暑い時期にぴったりです。
ドラゴンフルーツには赤い果肉と白い果肉の主に2つの品種があります。
徳元さんのところでは、ぎりぎりまで木で熟したものを収穫するので甘みの強さが自慢です。

徳元春雄さん
「今年の出来は、去年よりはいいですね。
甘みがあります。」

徳元さんがドラゴンフルーツの栽培を始めたのは1990年ごろ。
実家はサトウキビ農家でしたが、出荷に手間がかかるため、転作を考えたのです。
海外のさまざまな作物を試す中、出会ったのがドラゴンフルーツ。
育てるのにあまり手間がかからず、沖縄の気候にもあっていたことが決め手となりました。

徳元春雄さん
「これだったらいけると感じました。
最初なんで、何でもやろうという考えでした。」

しかし、実際に栽培してみると簡単にはいきませんでした。
台風によって、収穫を迎える前に半分以上のドラゴンフルーツが倒れてしまったのです。

そこで徳元さんは、支えとなる鉄パイプを張り巡らせる新たな栽培方法を考案します。
こうした試行錯誤が実を結び、栽培する農家も増加。
糸満市は県内有数の産地になったのです。

こうして広まったドラゴンフルーツ。
今、若い人たちに栽培方法を学んでもらおうという動きも出てきています。

地元の農業高校の3年生、宮城悠眞さんと大城舞夏さんです。
この学校では、今年からドラゴンフルーツを専門に研究するコースを作りました。
農業用ハウスでは、より良い栽培方法を調べるためさまざまな条件でドラゴンフルーツを育てています。

大城舞夏さん
「まだ、食べたことない人に食べてもらいたいです。」

宮城悠眞さん
「立派に成長させて、皆に『おいしい』と言われたいです。」

新芽やつぼみ… 料理にも!

栽培が定着する中で、徳元さんは今、果実以外も料理などに使い、ドラゴンフルーツを有効活用していくことを考えています。

料理を教えてくれたのは、徳元さんの農場で働く玉城直子さんです。
ドラゴンの新芽とつぼみの料理を作っていただきました。
地元では以前から、間引いたつぼみやせん定した茎などを無駄にせずに料理に使っているそうなんです。

生えたばかりの新芽は薄切りにし、ポン酢でいただきます。
生のオクラに近いような、シャキシャキした歯ごたえで少し苦みがあり、かめばかむほどネバネバしてきます。

つぼみは天ぷらに。
重なり合っている部分がホロホロとほどけていく感じで、おいしくいただきました。
徳元さんは、こうした使い方も発信し、ドラゴンフルーツの魅力をもっと伝えていきたいと考えています。

徳元春雄さん
「もっと多くの人に食べて欲しいですね。
そのためにも広めないといけない。
広めれば栽培農家も良くなります。」

沖縄県産のドラゴンフルーツは、東京、大阪などの一部の百貨店でも扱っているということです。
暑い時期にぴったりのドラゴンフルーツ。
見かけたらぜひ、召し上がってみてはいかがでしょうか。

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