これまでの放送

2019年3月2日(土)

新しい就活スタイルとは…!?

小郷
「本格的にスタートした今年(2019年)の就職活動について、保里アナウンサーとお伝えします。」

保里
「いきなりですが、こちら!
就活4コマ漫画『学生の負担編』です。

『講義もバイトも休めない』
『何度も東京。心も財布も空っぽだ』
『まさかの面接日程、ほぼ同じ』
『ああ、分身がほしい』…。」

新井
「こうした悩み、抱えている人は多いと思いますよ。」

保里
「その負担を軽減する、新しい就活のスタイルが始まっているんです。」

動画で面接! 就活の新スタイル

“根性と忍耐力には、自信があります!”

滝に打たれたり、思いを込めた言葉を書いたり。
実はこれ、採用試験で学生が提出した動画なんです。
企業に足を運ばないで、コレで面接してしまおうというものです。

この「動画面接」のシステムを開発した会社を訪ねました。
使い方は、簡単。
受けたい企業の専用サイトにアクセスし、ガイダンスにしたがって撮影するだけ。
撮影から投稿まで、自分のスマホで手軽にできます。

私も、「おはよう日本」という企業の採用試験を受けるという設定で体験してみました。

“自己PRをお願いします。”

保里
「私はおはよう日本に入って、朝一番のニュースをわかりやすく、元気に、丁寧にお伝えしてみたいです。
…今のは自己PRになっていないですね。
志望動機になっていました。」

失敗しても大丈夫!
何度でも撮り直しができるんです。

新井
「企業での面接では、そうはいきませんものね。」

保里
「Hi!My name is SAYURI HORI…。」

新井
「出ました!得意の英語ですね!」

とにかく、納得するまでいろいろ試すこともできます。

ZENKIGEN 野澤比日樹 代表取締役CEO
「緊張しちゃう、会議室とかだと。
自宅とかで撮れるので、自分らしさを存分に発揮してください。」

さらに、動画をただ投稿するだけではありません。

保里
「『ライブ面接会場へ』…。」

採用担当者とオンラインで会話することもできます。

採用担当者
“名前と自己紹介をお願いします。”

保里
「保里小百合と申します。
どうぞよろしくお願い致します。」

小郷
「わざわざ行かなくても、面接できてしまうんですね。」

ZENKIGEN 野澤比日樹 代表取締役CEO
「地方の学生が、飛行機に乗って5万~6万円かけて面接会場に来る。
さらに、ホテルに泊まる。
そういったところで取捨選択する中で、受ける面接の数が減ってしまう。
機会の不平等は、このシステムでなくしていけると思う。」



新井
「動画面接でしたら、先ほどの悩みも解決できそうですし、ふだんの人柄も分かりそうですよね。」

小郷
「素が出せますよね。
受ける側からすると、すごくいいような気がするんですが、実際にこのシステムを利用する企業はどう思っているんでしょうか?」

保里
「そこが気になりますよね。
去年からこの動画面接を導入している企業を取材しました。」

動画で面接! 導入した企業は?

東京都内にある、音楽や映像配信などを手がける企業です。
この春入社する300人以上の新入社員の多くを、動画での面接を使って採用しました。

USEN-NEXT HOLDINGS 住谷猛執行役員
「普通はリクルートスーツを着てきて、集団に埋もれてしまう。
これだったら本当に1対1。」

考え抜いた言葉で自分の思いを訴えたり、なんとか熱意を伝えようと工夫したりする姿が、採用に大きく影響したそうです。

USEN-NEXT HOLDINGS 住谷猛執行役員
「企業の選考の中でこれをやる勇気って、すごい。
気持ちがすごく伝わってくる。」

この企業に内定を得た学生も、こうしたスタイルに抵抗は無かったといいます。

内定者 境愛里さん
「友だちとテレビ電話をするような感じで面接官と話ができたので、すごくやりやすかった。
面接官も“画面越しでも熱い思いが伝わってきた”と言ってくださったので、直接、面接官の方が目の前に居なくても、伝わる思いは一緒なんだなと思った。」

USEN-NEXT HOLDINGS 住谷猛執行役員
「(学生には)ちょっとちゅうちょする気持ちもあるかもしれないが、そこをうまく乗り越えてくれれば新しい機会が生まれるので、むしろ自分の魅力をアピールしやすいのではないか。」

保里
「実際にこうした大手企業など、のべ80社がこのシステムを導入し、動画で面接を始めているんです。
ただ、売り手市場で人材獲得競争が激化すると言われている中で、実はこんな悩みを抱える企業もあるんです。

『学生は有名企業がお好き?』
『うちも優良企業なんだけど…』
『応募を待っているだけじゃ、だめかしら』
『ああ、学生に会いたい!』
…といった悩みもあるそうなんです。」

小郷
「確かに、学生が集中する企業と、そうではない企業もありますよね。」

保里
「そこで今、こんなサービスまで始まっているんです。」

企業側からスカウト

こちら、学生が企業を探すのではなく、「企業が学生を探す」ための就活サイトです。

学生が撮影した、特定の企業向けではない自己PR動画が掲載されます。

“行動力のあるリーダーとして、企業の支えになりたいと考えております。
よろしくお願いします。”

企業は、動画の中から、コレという学生を探し出し、スカウトします。
サイトを立ち上げた小林さん。
利用する多くは、中小企業やベンチャー企業だといいます。

いきなり面接 小林誠社長
「知名度のない会社がいい人材を採用するには、待ち受けではうまくいかない。
こちらから採りにいかなければというところがある。」

サイトを利用する、医療関係のコンサルティング会社です。
このサイトを通じて採用した学生は、今では営業成績トップの社員になっているんだそうです!

CBホールディングス 人事部 坂本竜太さん
「弊社からオファーを出している学生は、大体、弊社のことは知らない。
オファーを出すことにより学生も認知してくれて、そこから就活が広がっていく。
本当にいい出会いだったと思っている。」

小郷
「動画を使った就活は、学生にとっても企業にとってもメリットがあるようですね。」

新井
「今の学生は動画の撮影に慣れていらっしゃるでしょうから、私たちが思う以上に抵抗がないかもしれませんね。」

保里
「ぜひ、この動画面接も味方につけてほしいですね。
就職活動は、これからが本番。
体調に気をつけて頑張ってください!」

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