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2019年1月28日(月)

俳優ヒュー・ジャックマン 新作に込めた思いとは…

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「ヒュー・ジャックマンです。
ここからの特集を楽しんでくださいね。」

ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』や『レ・ミゼラブル』などで世界中の人々を魅了してきた俳優ヒュー・ジャックマンさん。
最新作の公開を前に来日しました。
日本でも、この人気ぶりです。

映画『フロントランナー』より
“ゲイリー・ハートは当選確実”

今回、ヒューさんが主演を務めるのは、かつてアメリカの大統領選挙で実際に起きた、政治スキャンダルを描くサスペンスです。
演じたのは、追い詰められていく大統領候補。

映画『フロントランナー』より
“明日の朝、私の記事が出る”

これまでにない役に挑むヒュー・ジャックマンさんに、和久田が直撃しました。

俳優ヒュー・ジャックマン 和久田が新境地に迫る!

高瀬
「私、気付いていましたよ。
あきらかにこの取材に臨むにあたって、すごい楽しみにしていましたよね?
気合が入ってた!」

和久田
「同じ作品を何度も劇場に見に行くほど、ヒュー・ジャックマンさんのミュージカル映画のファンなんです。
今回は、政治家や報道のあり方に一石を投じる役どころということで驚きました。
新境地への挑戦と作品に込めた思いを伺いました。」

新作に込めた思いとは…

インタビューの部屋に到着した、ヒュー・ジャックマンさん。
まず、あるものに目を留めたんです。

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「さっき富士山が見えたけれど、あれがそうかな。」

和久田
「景色をご覧になりましたか?」

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「ああ、すばらしい!富士山だよね。
息子と富士山に登ったときのことを思い出すよ。」

プライベートで何度も来日するほど、日本が大好きなんだそうです。
そんなヒューさんが主演する最新作は、1988年のアメリカ大統領選挙を舞台にした『フロントランナー』。
演じるのは、若き大統領候補、ゲイリー・ハート上院議員です。

映画『フロントランナー』より
“ゲイリーハートです。
アイディアにはパワーがあり、政治を動かす。
私はそういう政治を目指します”

当時、「ジョン・F・ケネディの再来」として人気を集め、大統領に最も近いと言われた候補でした。
しかし、突如、女性との密会疑惑が浮上。
報道は過熱し人々の好奇の目にさらされ、わずかの間に失脚へと追い込まれていきます。
このスキャンダルは、当時、実際に起きた出来事です。
アメリカで政治に対する見方が、大きく変わる転機になったと言われています。
ヒューさんは、その渦中にあった実在の人物という難しい役どころに挑んだのです。

和久田
「どうしてこの役を引き受けようと思ったのですか?」

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「これはわずか3週間で起きた、とても興味深い歴史の瞬間です。
非常に難しい役柄でした。
当時どんな状況だったか、彼がどんな人だったか、現代にどう影響しているのか、本当に理解できるよう俳優としてやり遂げたいと思ったのです。」

アメリカでは、このスキャンダル以降、選挙で候補者のプライベートな問題が注目されるようになっていったといいます。
ヒューさんはネットなどで多くの情報が飛び交うようになった今だからこそ、あらためて注目すべきテーマがあるといいます。

映画『フロントランナー』より
“国の将来を決める選挙なんだぞ。
噂話なんかより神聖な「選挙」の方が重要だ!”

和久田
「政治家やマスコミのあり方を、どう変えたと思いますか?」

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「マスコミと政治の全てを変えた瞬間でした。
この件以降、政治家はプライベートについて答えなくてはならなくなった。
求めるのはどんなリーダーか、どんな情報が必要か。
今は多くのゴシップやソーシャルメディアによる情報があふれ、政治の最も大事な根本を見失っているのではないでしょうか。」

挑戦を続けるヒミツは…

今回、50歳にして挑んだ新境地。
実は、ヒューさんはこれまでも常に新たな挑戦を続けてきたんです。

ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』に挑戦したのも40歳を超えてから。
今年(2019年)は、初めての歌のワールドツアーも行います。

和久田
「新しい挑戦を続ける情熱は、どこからわいてくるのですか?」

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「いつも新しい何かを学べることを選んでいます。
それには未知の領域にいき、失敗する勇気も必要です。
創造的なことをする人間にとって、常に進化していくことが重要です。
怖いことではありますが、今ではその恐怖も“友だち”にできます。
少し怖いくらいなら『正しい位置にいる』と受け止めています。」

そんなヒューさん。
挑戦を続けるために、欠かせない日課があるんです。
こちら、筋肉トレーニングです。
SNSにも頻繁に投稿しているんです。

和久田
「日本でも筋力トレーニングがはやっていて、筋トレを応援する番組があります。」

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「キンニク?」

ヒューさんに、あの番組を見てもらいました。

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「ワオ!キンニク!」

そう「みんなで筋肉体操」です。

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「ちょっとスーツだからできないけど、私も似たようなことをやりますよ。
ただ台の上ではやらないけどね(笑)」

“映画を議論のきっかけに”

深い思いを込めて演じた最新作。
最後に、日本の皆さんへと、メッセージをくれました。

俳優 ヒュー・ジャックマンさん
「今回の映画をリラックスして見てもらいたいです。
何を考えるべきか、感じるべきか“教える”映画ではありません。
“問いかける”映画です。
見ることで議論が始まり、何が真に重要か、立ち返るきっかけにしてほしいです。」

渾身の演技にも注目

高瀬
「さわやかな方ですね。」

和久田
「ヒューさんは、大学時代にジャーナリズムを専攻されていたそうで、今回、特に問題意識を持って取り組まれたそうなんです。
当時の映像や資料を集めたり、ゲイリー・ハート氏本人に会ったりするなどして、これまでの作品の中で最も準備に時間をかけたそうなんです。
ヒューさん渾身の演技にも注目です。」

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