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2018年6月25日(月)

サッカーW杯 日本対セネガル戦を徹底解説!

高瀬
「昨夜の試合は本当に目が離せない展開でしたので、今朝、寝不足の方も多いと思います。」

豊原
「速くて大きいセネガルで厳しいんじゃないかと思われた方いらっしゃったんじゃないかと思いますが、日本は2度リードされましたが追いついて、決勝トーナメントへ前進しました。」

和久田
「勝ち越せそうなシーンもありましたし、本当に粘り強かったですね。」

1次リーグ第2戦 日本vsセネガル

豊原
「さっそく、その試合からお伝えします。
サッカーワールドカップ、ロシア大会。
日本は1次リーグの第2戦でセネガルと対戦。
最後まで目が離せない展開になりました。」

「リスクを負っても2連勝を目指す」と日本は一丸で臨みました。
勝てば、決勝トーナメント進出に大きく前進します。
相手は、同じく勝ち点「3」を手にしているセネガル。

セネガルのサポーター
「絶対セネガルが勝つ。」

セネガルのサポーター
「セネガルは負けられない。」

日本のサポーター
「格上だが日本が勝つことを期待している。」

日本のサポーター
「絶対勝ってもらいたい。
今日で安心させてほしい。」

日本のサポーター
「今日も絶対勝つぞ!」


試合は前半11分。

実況
「シュート来たーー!!」

セネガルのエース、マネに押し込まれました。
序盤で追いかける展開となります。
日本は34分。
相手の裏を突きました。

実況
「乾、シュート!
決まりましたーー!!」

乾の今大会初ゴール。
日本が同点に追いつき折り返しました。

日本のサポーター
「ハラハラさせながらも、あと1点入れて2−1で勝つと思う。」

日本のサポーター
「最後もうひと味つけるとしたらケイスケ・ホンダだと思う。
ぜひかましてもらいたい!
頑張れ日本!!」


日本は後半も押し気味に進めました。
19分には、大迫から乾。
ここはクロスバーにはじかれました。
逆に26分。
日本はサイドから崩されました。

実況
「1人フリーだ!
危ない!」

セネガルの19歳、ワゲに決められ、勝ち越されてしまいます。
流れを変えたい日本は、27分に本田。
さらに30分には岡崎を投入します。
その3分後でした。

実況
「入ってくる!
岡崎か!
裏空いている!!
乾、折り返して、シュート!!
本田同点ーー!!」

本田の3大会連続となるゴールで再び追いつきました。
引き分けに持ちこんだ日本。
次のポーランド戦に決勝トーナメント進出をかけます。

本田圭佑選手
「(乾)貴士のボールがすごく良いところに来たので、外してたらまずいシーンだったと思うので決められて良かった。」

乾貴士選手
「最近の試合でもああいう形で決めていた。
どこかでああいうシュートを打ちたいと思ってたので、思い切って打った結果がゴールにつながって良かった。」

川島永嗣選手
「完全に自分のミスですね。
目の前のところが気になりすぎてしまった。
次は本当に結果が大事なので次に向けて切り替えたい。」

長谷部誠選手
「勝てたゲームでもあったと思いますし。
常に先行される展開になったので、2点とも2回追いついてという形なので悪くない結果だと思います。」

柴崎岳選手
「1試合1試合、コンビネーションはよくなっている感覚はありますし、ゴール前に迫る回数は徐々に増えてきているので継続して良くしていきたい。」

香川真司選手
「やはり最後のところで、勝ちきることが足りなかったので、しっかり次につなげられるよう修正してやっていきたい。」

長友佑都選手
「(次戦への)カギは、強い気持ちと、戦う気持ち、あとはチームが1つになること。
それに尽きると思います。」

西野朗監督
「タフなチーム。
結果に関しては次につながる結果と受け止めないといけない。
トップで通過できる可能性を残したというゲームだったと考えたい。」

日本・セネガル サポーターたちは…

日本のサポーター
「うれしい。
涙が出そう。」

日本のサポーター(女の子)
「次は同点じゃなく、いっぱい点を入れて勝ってほしい。」

日本のサポーター
「期待は2億パーセントです!
頑張れ日本。」

セネガルのサポーター
「残念!」

セネガルのサポーター
「半分半分に応援した。
セネガルが勝てば良かったけどしかたない。」

セネガルのサポーター
「日本頑張れ、セネガルも頑張れ!
次の試合必ず勝って決勝トーナメントに行きましょう。」

日本のサポーター
「実際負けるかなと思った試合だったのでドキドキしながら見ていた。」

日本のサポーター
「乾選手のスーパーゴールと本田が決めてくれたので満足。」

日本のサポーター
「諦めない心にしびれました。
感動しました。
次勝ったらロシアに行きます!
応援しに!」

日本 vs セネガル 山本昌邦さんが徹底解説!

高瀬
「いかに中身の濃い引き分けだったかがよくわかりますね。」

豊原
「ここからは、NHKサッカー解説者の山本昌邦さんと振り返っていきます。」

高瀬
「日本、よく追いつきましたね。
引き分けとはいえ、初戦のコロンビア戦より今回が強かったように感じたのですが。」

山本昌邦さん(NHKサッカー解説)
「初戦のコロンビアに勝ったことで、セネガルが日本を警戒してくれていた。
(セネガルは初戦2トップだったのが)1トップにして、やや守備的な布陣で来たんですね。
ただ日本は先行された中で、今日の試合も粘り強く戦って、本当に成長が実感できるような試合になったと思います。」
 
豊原
「日本が入っているグループHの星取り表です。
日本はセネガルとともに勝ち点を4に伸ばして、首位に立っています。
そして、このグループで、FIFAランキングが一番上位のポーランドは2連敗で1次リーグ敗退が決まりました。
日本は、次のポーランド戦に勝つか引き分けるかで、ほかのチームの結果によらず、グループHでの2位以上が確定し、決勝トーナメント進出が決まります。」

和久田
「今日の戦いぶりなら期待出来そうですね。」

山本昌邦さん
「そうですね。
コンビネーションと規律という、日本の強みがうまく引き出されて、チーム状態は良くなっていると思います。」

豊原
「それでは、まずはセネガルとの試合を振り返りましょう。
今日の試合、日本がセネガルと互角に戦えた、一番のポイントはどんなことでしょう?」

山本昌邦さん
「攻守の切り替えが素晴らしかったと思います。
なにより、セネガルのボールを奪った後の、縦への攻撃・推進力を巧く消して対応していました。
縦を抑えて戻って来て、グループで守備をする。
縦の推進力、すごく怖いものがあるんですけれども、キュッと中を閉めてパスコースを消しながら、バックパスさせることで組織がそろう。
組織的な守備で本当に巧く対応していた印象です。」

豊原
「ボールを奪われた時、あっとみんなが思うと、長友や乾がパッと帰ってくるというシーンが何度かありました。」

山本昌邦さん
「うまくリレーして時間をかけさせたことで組織を整える、これは本当に良くやったと思います。」

高瀬
「前半、1点を追う展開でしたが、乾選手が見事に素晴らしいゴールを決めて追いつきました。
あのゴールは大きかったですよね?」

山本昌邦さん
「日本の選手たちの強みが、うまく噛み合って生まれたゴールだと思います。
まず柴崎の周りを見る力=遠く縦パスを巧く入れた。
そして敏捷性のあるこの2人のコンビネーション。
長友選手の方が切れがよく、相手の選手より速い。
相手の選手は大きいので少し遅くなる、そのあたりを敏捷性でまさって、そして(乾の)クイックなシュート。
コースも絶妙。
日本の選手たちの良さが出た最高のシーンだったと思います。」

豊原
「さらに後半には、再び1点を追う展開の中、残り15分になるタイミングで本田選手、岡崎選手を投入。
あの采配の狙いはどうなんでしょう?」

山本昌邦さん
「2人を投入して変化をつけ、システムを変えたんです。
それによって相手がいろいろなことを考えた結果、日本に流れを引き戻した見事なタイミングの交代になったと思います。
本田の強みはキープ力であったり、そして岡崎は前で、裏へ裏へ行くので、(相手の)全体がバランスを崩してくれる。
そこから生まれたゴールだったんではないかと思います。」

和久田
「残り15分を切って、見ていてこちらも焦るくらいの時間帯によく決めてくれました。」

山本昌邦さん
「ワールドカップというのは、最後の15分にすべてが凝縮されていると言ってもいいくらい難しい大会なんです。
その最後の15分で、落ち着いてゲームを運んで見事に追いついて行く、そしてそこから力が上がってくるという日本の『落ち着き』は素晴らしいと思います。」

28日 ポーランド戦の予想は!?

豊原
「そして気になるのは、次のポーランドとの試合。
日本は勝つか引き分けるかで、ほかのチームの結果によらず、グループHでの2位以上が確定し、決勝トーナメント進出が決まります。」

和久田
「ポーランドは既に敗退が決まりましたが、こういった場合、どんな布陣で臨んでくるのでしょうか?」

山本昌邦さん
「日本は有利な立場にいることは間違いないのですが、何を手にしているわけでもなく、ポーランドはプライドもありますし、優秀な選手がいるので、いいプレーは目指してくると思います。
ただ、勝敗はそんなに粘り強くやってこない、ということで、中盤に日本が粘っていけば、またチャンスが絶対に来る思うので、そこの戦い方を整理して入ることが大事だと思います。」

和久田
「さきほどおっしゃっていた、残り15分というところも、カギとなってくるんでしょうか。」

山本昌邦さん
「そうですね。
そこの交代、流れを読む力。
今、チームは自信を持っていると思うので、いい形で入ってくれるんじゃないかと思います。」

豊原
「ただ山本さん、レバンドフスキが大会ノーゴールでこの大会終わるとはちょっと考えにくいんですが。」

山本昌邦さん
「爆発したら怖いですよね。」

豊原
「コロンビア、セネガルとの戦いでも、日本では分析をした上で違う戦いをうまくしましたよね。
これはポーランド戦でもやはり同じようなことが言えるんでしょうか?」

山本昌邦さん
「状況が変わったことで、逆に分析が難しくなったなというところがあるんですけれども、相手がどう出てくるか…メンバー変えてくる可能性があるというのが難しい部分なんですが、特徴はそんなに変わらないので、セットプレーも含めて、うまく勝ち点を取って、監督が言うように、首位通過!
これが決勝トーナメントにつながって行くと思うので、ぜひそこは目指してもらいたいと思います。」

高瀬
「ここまで『分析』というところが非常に良い結果に結びついているというお話ですけれども、ここまで確かな力を発揮している背景には、こういった分析力もあるということなんですね。」

山本昌邦さん
「スカウティングスタッフというのがいます。
各チームごとに貼り付けて、徹底的に分析をして、初戦、第2戦と良い流れで来てます。
3戦目も担当が付いて、すべて分析はし終わっていると言ってもいいと思います。
そこをうまく活かしていくというのは日本の力だと思います。」

和久田
「いよいよリーグ最終戦ですね。」

豊原
「日本、1次リーグ最後の試合は、28日の夜11時からになります。
山本さん、決勝トーナメント進出へ向けて次のポーランド戦、改めていかがでしょう?」

山本昌邦さん
「簡単な試合ではないし、難しいゲームになると思いますが、接戦を制するのはチームの結束力・一体感。
最後の最後の1秒まで諦めない気持ちがあれば、必ずこの目標は達成できると思いますので、ぜひそういう気持ちで自分たちの最高のものを出してほしいと思います。」

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