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2021年2月15日(月)

“サブスク”は飲食を救うか

月額500円で毎日ギョーザが食べられる!?定額制導入の真のねらいは。

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「サブスクリプション」を略して「サブスク」。「定額払いで使い放題」といった意味で使われ、緊急事態宣言で苦境にある飲食店に、これを応用する動きが出ています。そこには、常連客のデータをしっかりつかもうというねらいもあります。

月500円の“ギョーザ定期券” 会員客を獲得

東京都内に31店舗を展開するラーメンチェーン「福しん」。2020年1月にサブスクを導入しました。

対象商品は1皿200円のギョーザです。月額500円で“ギョーザ定期券”を購入し会員になれば、代金を支払わずに1人前のギョーザを食べることができます。

ただし、1日の利用は3回まで。また350円以上の商品を一緒に注文することが条件です。会員は現在500人を超えました。

店は会員から安定した収入を得られるうえに、必ず350円以上の追加注文を受けられます。会員は月平均4回来店しているそうで、緊急事態宣言が出た後もその数は減っていないそうです。

福しんの高橋順社長は「(コロナ禍で)経済状況がどうなるか分からない中、少しでも安く食べたいということ。サブスクを持っているからこの店に行こうという意欲。その2つが重なってお客様に来ていただいている」と話します。

サブスクで常連客のデータをつかめ

このサービスを考えたのは、飲食店専門のサブスクを手がける会社「favy」です。からあげ専門店や食パン専門店など、全国で2200軒以上の顧客がいます。この会社が目指すのは「飲食店が簡単につぶれない世界をつくる」こと。その方法が常連客を囲い込むことだといいます。

この会社ではサブスクの会員になってもらう際、客の同意を得たうえでメールアドレスや電話番号を把握します。来店履歴をチェックすれば、来なくなった客に向け新しいサービスの提供を考えて来店を促すこともできます。

この会社のマーケティンググループの久野慶太さんは「(店が)常連客を把握しているように思われるが、実は名前や連絡先を知らないことがほとんど。(常連客に)正しく連絡して再来店していただけるような関係構築ができているかどうか、飲食店においてすごく重要」と話しています。

サブスクで1日1杯カクテル提供

新たにサブスクの導入を決めたバーもあります。東京・豊島区にあるバーは緊急事態宣言後、営業時間を夜8時までに短縮。常連客の足が遠のき、1月の売り上げは20年の同じ月に比べ半分に落ち込みました。

この店の売りは、高度な技を生かした創作カクテルです。宣言が解除された後、常連客に戻ってきてもらうため、こうしたカクテルを1日1杯飲めるサブスクを導入しました。

この店を運営する「UPSTART TOKYO」の島川拓也統括マネージャーは「お客様の情報をうまく取り入れて、うちのお客様にフィットしたサービス・商品を提供できたら」と話しています。

コロナ前に定期的に行っていたお店があると、今もやっぱりその店に行きたい気持ちって、ありますよね。そういった客をしっかり囲い込むということなんですね。

飲食店でサブスクをやろうとすると、どの商品を対象にするか、月額か年額かなど、結構ノウハウが必要だそうです。それでもコロナ後をにらめば、手に入れた顧客データが大きな価値を持ってきそうです。

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