これまでの放送

おはBiz

2020年11月11日(水)

ワーケーション 離島で人生激変!?

仕事→魚とり→仕事。テレワーク@離島が働き方も地域も変える?

休暇を楽しみながらテレワークで働く「ワーケーション」が注目されています。自治体を挙げてワーケーションを推進している、ある離島を取材しました。

離島から都会の情報をウェブ発信 仕事の合間に魚をしとめる

【報告:NHK長崎 佐々木朋哉ディレクター】
青い海が広がる、長崎県五島市にある福江島。ワーケーションで訪れる人が増えています。その一人、山川毅さん(28)は、福岡の地域情報をウェブで発信する仕事をしています。7月から、会社のある福岡と福江島を行き来する生活を送っています。

島では民間と自治体が協力し、ネット環境を整えたワーキングスペースをつくっています。山川さんは「(こうしたスペースが)五島市内に結構あるので。静かなので、集中する時に使っている」といいます。

取材に訪れた日の午後1時。山川さんが着替え始めました。海に潜ると、もりで魚をしとめ、「とれました!」と満面の笑み。「タカノハダイ」がとれたといいます。この日の山川さんのスケジュールを見ると、午前中と午後の仕事の合間に、趣味のシュノーケリングをしながら魚とりを満喫しました。

商機へ動く地元企業 テレワーク対応の宿泊施設を建設へ

こうしたワーケーション需要の高まりを受けて、民間企業も新たなビジネスチャンスを掘り起こそうとしています。福江島で不動産会社を経営する平崎雄也さんは、テレワーク設備を充実させた宿泊施設の建設を計画しており、2021年にも完成する予定です。

ワーケーションの需要について、「間違いなくこうですね」と右手を斜め上に上げた平崎さん。「僕たちが(需要の増加の)角度を急に上げるような施策をどんどん打っていこうと思う」と話しました。

「移住につながれば」自治体も期待 住宅貸し出し・体験イベントでPR

五島市では、ワーケーションをきっかけに将来的に移住してもらおうと考えています。1月にワーケーションの体験イベントを初めて主催。全国から48人が集まりました。市の地域協働課の庄司透課長は「パソコン1台あれば仕事ができますよ。その後に五島の良さを知っていただいて、最終的に移住につながっていけば」と話しています。

ワーケーションを始めて3か月がたった山川さんは、新たに3LDKの集合住宅に住み始めました。自治体が移住を検討している人に3か月無料で貸し出しているもので、17戸58部屋が、21年の夏まで予約でいっぱいになるほどの人気になっています。

山川さんは、月に1回福岡に行けばこれまでどおりの仕事ができると分かったといい、真剣に移住を考え始めています。「月の1週間は福岡にいて仕事をガッツリして、残りの3週間は島に来てゆっくり生活する。めちゃくちゃ満足していて、今までいろいろな島に行ったが、五島が僕はいちばん好き」と話しました。

はあ~。「魚とり」が一日のスケジュールに入っているのはすごいですねえ。パソコン1台あれば仕事ができる人はそう多くないと思いますが、それをできる人たちがワーケーションなどでどんどん地域に出ていくことは、とてもいいことですよね。

そうですね。地域の活性化にもつながりますからね。こうした離島でのワーケーションに対しては、政府も交付金を拡充して支援する方針です。人口減少などに悩む自治体が多い中、対策の起爆剤になる可能性も期待されています。

関連情報

新着記事

Page Top