これまでの放送

おはBiz

2020年11月10日(火)

対面せずに投資家を見つけ出せ!

コロナ禍で変わるベンチャー企業の資金調達。

動画はこちら

コロナ禍の中で、ベンチャー企業は前向きの成長資金の調達にも苦労しています。そこで、出資してくれる投資家を見つけ出す新たな仕組みが注目されています。

オンラインで資金調達交渉 面識ない会社から5000万円

【報告:経済部 野上大輔記者】
東京都内にあるIT企業「マネーフォワードシンカ」は、ベンチャー企業と投資会社をマッチングさせるサイトを立ち上げました。ベンチャー企業は、事業概要などを30社以上の投資会社に提示できます。接点がなかった会社とも、オンラインで資金調達の交渉が可能になりました。

このIT企業の金坂直哉代表は「これまで資金調達の初めてのミーティングは必ず対面で会うことが多かったと思うが、(コロナ禍で)お金の流れが止まることのないように人と人を結び付けられないか」と、サイトを立ち上げた理由を語りました。

3月のサイト開設から面談は3000以上に上っています。その中の一つで、オンラインの英会話事業を展開するベンチャー企業「LanCul」は、それまで資金調達が難しい状態でしたが、申し込みから1か月後に、面識のなかった京都府の投資会社から将来性を見込まれ、5000万円の出資を受けることができました。

このベンチャー企業の阪野思遠代表は、オンラインでの面談について「事業に対する思いや、お互いの相性は、オンラインでもオフラインでもそこまで変わらないと実感できた」とし、「そういった要因も重なって今回はスピーディーに話が進んだと感じている」と話しています。

誰でも気軽にベンチャーに投資

ベンチャー企業に誰でも気軽に出資できる「クラウドファンディング」を手がける会社もあります。これまでベンチャー企業への投資は、投資会社などが一定のまとまった額を投資していました。一方、「日本クラウドキャピタル」が運営するクラウドファンディングは、まずベンチャー企業が目標金額を提示。条件を満たせば、誰でもスマートフォンなどで10万円程度から出資することができ、株主になれます。会社が成長すれば利益も得られ、人気を集めています。

ITを使いスマート農業の手法を開発し販売するベンチャー企業「エコデシック」は、事業拡大のため8月からクラウドファンディングで出資を募りました。3日間でおよそ300人から事業への賛同が得られ、目標金額を上回る4000万円が調達できました。後藤秀樹代表は「新しい技術に興味を持った方もたくさんいて、驚きでもあり、非常にありがたかった」と話しています。

日本クラウドキャピタルが運営するクラウドファンディングは、企業からの申請数が2019年の2倍に増えているといいます。柴原祐喜代表は「資金調達手段はマーケットから直接お金を集めてくる仕組みなので、危機的な状況であっても使いやすいのかなと感じている」と話しています。

もう直接会うか会わないかは、あまり違いがなくなってきたということなんでしょうか。一気に進みましたね。

そうですね。こうした資金調達の仕組みはベンチャーの成長を助けてくれそうです。一方、例えばクラウドファンディングだと、倒産のおそれなどで個人がリスクを負うこともあるのは確かで、そこは知っておく必要があると思います。

動画はこちら

関連情報

新着記事

新着ブログ

Page Top