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2020年7月29日(水)

JTBがめざす“脱”旅行会社

何の会社になるのか?カギはオンラインと顧客網。

新型コロナウイルスの影響で、旅行業界は厳しい状況です。そうした中、最大手のJTBは「“脱”旅行会社」をキーワードに乗り切ろうとしています。6月に就任したばかりの山北栄二郎社長に、そのねらいを聞きました。

「GoToトラベルは状況を見定めながら」

22日から始まった「GoToトラベル」は、感染者が増える東京を対象から外し、当初の想定とは違ったスタートになりました。まず、その受け止めを聞いてみると、山北社長は「やはり東京は非常に大きなマーケットであり、デスティネーション(目的地)としてみても非常に重要な着地だ。大きな需要創出の面で非常に難しい部分がある」としながらも、「安全が第一なので(感染状況を)見定めながら進めていかなくてはいけない」との考えを示しました。

スタッフ網生かしオンライン接客強化

新型コロナの影響のもとで強化しているのは、オンラインでの接客です。ウエディングプランのオンライン相談を6月からスタート。専門のスタッフが、旅と挙式をあわせたプランを提案します。

会社は将来、国内外にいる豊富なスタッフを生かして、リモートで旅の相談に乗ったり、旅行の案内をしたりできないか、検討しています。

山北社長は「オンラインになると、場所とか時間の制約が一気に取り除かれる。いろんな深い知識やアドバイス、現地の様子の説明とか、やはり旅というのは感情が伴う。だから感情の部分をしっかり対応できる人間の力を(オンラインと)組み合わせる」と話します。

「交流創造していく会社」目指す

厳しい環境のもと、これから会社をどう経営していくのか。山北さんから語られたのは、意外な言葉でした。「旅行代理店という考え方は、われわれはかなり前に実は捨てている。(目指すのは)交流創造をしていく会社」だといいます。

今後を見据え力を入れているのが、旅行以外の分野の開拓です。これまで旅を通して、多くの企業や団体と接点を持ってきたJTB。このつながりを生かしてさまざまなイベントを手助けしようとしています。

例えば、海外出張できない企業による“オンライン見本市”や、リモートを活用した株主総会の開催などをこれまで手がけてきました。

山北社長は「われわれ長い歴史の中で、旅を通していろいろな関係性ができている。これをベースに、それぞれのお客様の課題解決という方向性で会社を大きくしていきたい。こういうピンチだから、機会として、変化の時代の中で新しいものをつくっていきたい」と話しました。

本当に厳しい状況下で、会社を存続させ雇用を守るために、稼げるポイントをどこに見定めるかということなんですね。

JTBには、旅に関するノウハウの蓄積を生かして、コロナ時代の新しい旅を提案してほしいと思います。

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