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2020年7月21日(火)

“福島 会津若松”に熱視線!

なぜ今、企業が続々と会津に?

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福島県会津若松市は、地域をあげてデジタル化を進め、医療・子育てなど地域の課題を解決し、生活の利便性を高める「スマートシティ」構想を掲げています。

例えば「デジタル地域通貨」は7月から運用が始まり、実際に市民らに買い物で試してもらっています。そうした会津若松の“先進性”に注目して、企業が今、次々と集まっています。

デジタル化の“先進地”へ 大手企業など23社が集結

【報告:NHK福島 樽野章記者】
会津若松市に2019年オープンした、スマートシティの中核施設。大手携帯会社や商社など、首都圏などから23社が進出。それぞれの強みを持ち寄って、新たなサービスを生み出そうとしています。

20年7月に入居した精密機械大手のセイコーエプソンは、在宅勤務や自宅学習の効率を上げるために、プリンターやプロジェクターをどう活用すればいいか、新サービスの実証実験を行いたいと考えています。吉田潤吉執行役員は「10年先に起こるであろうこと(テレワークの普及など)が一気に来てしまった。急がなければいけないという気持ちでいるので、会津若松での活動を加速させたい」と話しています。

入居する企業が集まり、アイデアを出し合う会議も行われています。取材した日は、IT企業や電機メーカーの社員などが参加。新型コロナ対策のアイデアを出し合いました。スマートシティという同じ目的を持つ企業が“一つ屋根の下”に集まることで、独創的なサービスの開発ができるといいます。

入居する地元ITベンチャー “一つ屋根の下”でヒント得る

地元でIT企業「デザイニウム」を立ち上げ、この施設に入居する前田諭志さん。手がけているのは、24時間無人のコンビニのシステムです。QRコードを使って無人のコンビニの鍵を開け、キャッシュレスで買い物ができます。シンプルなつくりで低コストなどが特徴で、地方での普及を目指しています。

この無人コンビニを展開するために、前田さんが必要だと考えているのが、さらなる付加価値です。そこで、施設の一つ下の階に入居し、コンビニを傘下に置く三菱商事を訪ね、意見を聞きました。

出迎えたのは、三菱商事デジタルイノベーションセンターの平竹雅人センター長。平竹さんは「これからのコンビニの概念はどういうものなのか、何を提供していく場所なのか、もしかして、そこの場所に行けばカメラがあって遠隔医療を受けられるかもしれない」と話し、一見コンビニとは関わりのない遠隔医療という大胆なアイデアを披露しました。

このアイデアは前田さんにはなかった発想でした。前田さんは「遠隔の医療が受けられたらいいんじゃないかとか、そういう発想はすぐには出てこない。本当に広がりが出てくる」と話しました。

三菱商事の平竹さんは「人と人とか出会って話していく。みんなで一生懸命になって考えると、知恵が湧いてくるということだと思う。私も日々ここで教えていただきながら、一緒に何かをつくり出していきたい」と話しています。

直接人に会っては“ならぬことはならぬ”と言われがちなご時勢ですが、このスマートシティの中核施設では、会える人には会おうという姿勢が見られますね!

顔を会わせてこそアイデアが生まれるということでしょうね。会津若松市は、東日本大震災からの復興で、雇用や産業の育成を考える中で、スマートシティに着目したということです。ITの専門大学である会津大学も核になって、新しい動きが次々と起きています。今後に注目したいと思います。

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