これまでの放送

おはBiz

2020年7月13日(月)

“IoT”が熱中症を防ぐ!

コロナも熱中症も防ぐ夏。暑さや危険度が遠隔で分かる技術が登場!

IoTは、あらゆるモノをインターネットにつなぐ技術です。熱中症を防ぐ技術として急速に広がっています。

建設現場の「暑さ」 リアルタイムに一元管理

強い日差しが照りつける、東京都内のオフィスビルの建設現場。屋外でも、作業員は全員、長袖姿でヘルメットを着用しています。男性作業員の一人は「コロナの影響でマスクもしていて暑い。すごい暑い」と話します。

熱中症対策として導入しているのが、計測器です。「温度」「湿度」「日差しの強さ」などが測れます。そのデータをもとに独自に「暑さ」を指数化し、レベルに合わせて水分補給や休憩を指示します。

現場を監督する大林組の岡部絢子さんによると、これまで計測には多くの時間を要していました。

1日に何度も各階を巡回して、その場その場でリスクを判断しなければいけませんでした。
新たなシステムでは、計測器をクラウドで一元管理し、リアルタイムで「暑さ指数」を確認できます。IoT技術がこの仕組みを可能にしたということです。

岡部さんは、このシステムの導入により素早く指示が出せるようになったといい、「今までは自分たちで測りに行って、職員に連絡しなければいけなかったので大変だったが、負担も少なくなったので楽になった」と話しています。

Tシャツで体調管理 危険時は本人や管理者に通知

一方、IoT技術を使って体調を直接見守る企業もあります。名古屋市内のある物流倉庫では、素早く仕分けを行うために搬入口が大きく開放され、冷房は使われていません。

従業員が熱中症を防ぐために着ているのが、特殊なTシャツ。インターネットにつながるセンサーを搭載していて、常に「心拍数」や「服の中の温度」、「運動量」を測ることができます。データはAIが解析します。

熱中症の危険度が高い場合には、従業員のスマホに直接通知。同時に、管理者のパソコンにも報告されます。通知のあった従業員には、管理者が「どうですか?大丈夫ですか?」などとこまめに連絡をとるようにしています。

この技術を導入した旭運輸の物流事業本部の野々山高広さんは「よりスピーディーに状態の把握ができるということで、われわれ管理する側としても非常に役立っている」と話しています。

繊維メーカーのクラボウと通信会社などが共同で手がけたこのTシャツは、今後新たな用途で使えるよう、さらに開発を進めるということです。クラボウ繊維事業部の藤尾宜範副部長は「コロナの状況の中で、接触して管理するというのは難しくなると思う。高齢者のところとか、学校関係とか、そういったところに開発を進めて分野を広げていきたい」と話しています。

離れた場所から暑さや体調を把握できる点にメリットがあるんでしょうね。

ちなみに、このTシャツには加速度センサーもついていて、転倒した時にも知らせてくれるそうです。お年寄りが使ってもいいですね。いろいろと利用が期待できそうです。

関連情報

新着記事

新着ブログ

Page Top