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2020年6月22日(月)

マスクに“プラスアルファ”!

“必需品”だからこそ付加価値を。メーカーの工夫あれこれ。

今や片ときも手放せなくなったマスク。メーカーが増産体制で新型コロナウイルスの第2波、第3波に備えている中、付加価値を付けたマスクが次々と登場しています。

表面にL字金具で呼吸しやすく

山形県山辺町のニットメーカー「ニットワイズ」が2か月かけて開発したマスクは、軽いアルミ製の金具が表面に貼り付けられています。

マスクをして運動をすると、息が苦しくなってきてしまいます。マスクに金具を付けることで、口とマスクの間に隙間ができます。呼吸しやすい、スポーツ専用のマスクというわけです。取材したNHK山形の担当者が使ってみると、「口の前に指2本ぐらいのスペースが常にあるので、呼吸が苦しくない」といいます。

マスクの生地には、通気性のよいメッシュを使用。1枚2000円(税別)で、23日からインターネットで販売を始める予定です。ニットワイズの後藤克幸社長は「スポーツもできない、見ることもできないというのは不幸なので、それが(スポーツマスクで)少しでも解消できたら」と話しています。

マスクごみを減らせ

また、化学メーカー「三菱ケミカル」が開発している二重構造のマスクは、一般的なマスクのおよそ半分ほどの不織布を挟み込んで使います。これによって、ごみとして捨てる量を減らすことができます。

植物由来の糸 環境に優しいマスクを

一方、東京都内のベンチャー企業「TBM」は、石灰石を使った素材でプラスチックに代わる材料を開発しています。この会社が作ったマスクは、石油由来の成分をほとんど使っていません。

トウモロコシのでんぷんなどを原料にした、環境に優しい植物由来の糸で編まれています。これは手術の縫合などで使われ、体の中で分解される糸と同じ素材で、洗って繰り返し使えます。値段は1枚400円(税別)からで、4月の発売以来、1000を超える企業から商談があるといいます。

また、マスクケースにも会社のこだわりがあり、石灰石からできていて、抗菌加工が施されています。TBMの坂本孝治COOは「石油由来のプラスチックの使用量を減らしていく。自然に優しいマスク、人に優しいマスクを提供しながら、月に数億円ぐらいの売り上げを目指していきたい」と話しています。

今や、マスクの付加価値が本当に欠かせなくなってきていますね。

そうですね。マスクの生産には異業種の大手企業も参入してきていて、もはや混戦模様です。中小企業やベンチャーにしてみれば、“もともと持っている技術で一工夫する”ことが、チャンスのカギになるかもしれません。

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