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2020年6月19日(金)

“つながっているからね”が大切

テレワークならではの悩み。こんなふうにケアする会社も。

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テレワーク時代に問われているのが、企業と社員のつながりです。離れていても、組織やチームとしていかに一体感を保つか。さまざまな試みが始まっています。

オンラインでも「1日のリズムを」 朝礼や“雑談”も励行

【報告:経済部 茂木里美記者】
ひとけがほとんどないオフィスに、「朝礼を始めたいと思いま~す」と声が響きました。東京都内にある社員17人のコンサルタント会社「白潟総合研究所」の勤務風景です。この会社は3月から、業務のすべてをテレワークに移行。東京と大阪に構えるオフィスも引き払う予定です。

代わりに用意したのは、チャットシステムを用いた“オンライン上のオフィス”。社員は、ログインすれば出勤扱いに。退勤するまでは、常にオンラインでいることがルールです。1日3回のミーティングで、仕事の進捗などを報告する仕組みです。

特徴は、用途に合わせたさまざまな部屋が用意されていることです。限られたメンバーだけで話したい時は“会議室”へ。社長が「じゃあ、『小会議室』で5分ミーティングお願いします」と呼びかけると、参加メンバーが「は~い、分かりました」と応答していました。

中には、1日の終わりに社員が集まる“雑談専用”の部屋も。社長が「それでは、『部門ごちゃごちゃ10分ミーティング』にGO!」と勢いよく号令をかけると、社員たちは「ちゃんと朝ご飯食べてるの?みんな」、「納豆」「ヨーグルト」「毎日です」などとおしゃべりしていました。強制参加ですが、コミュニケーションがとれると、案外好評です。

この会社の白潟敏朗社長は「1日のリズムをしっかりつくるということ。みんなで頑張っていると思ってもらえる組織づくり、仕掛けづくりが大事」と話しています。

テレワークの“孤独” 「コーチング」でサポート

一方、都内にある名刺管理のサービスを提供している会社「Sansan」では、テレワーク中の社員のモチベーションを維持しようという取り組みが始まっています。この会社では、社員およそ600人の半数がテレワークで働いています。5月に社員に行った聞き取り調査では、「気軽に相談できず気持ちが沈む」「さみしい」「オンオフの切り替えが難しい」など、テレワークならではの“孤独”に関する悩みが目立ちました。

そこで始めたのが、オンラインでの「コーチング」制度です。専門スキルを持つ担当者が、テレワーク中の社員と1対1で、秘密厳守で面談します。

テレワーク中の社員の1人は「お客様との直接のコミュニケーションとか、そういったところから元気をもらっている。オンライン(の業務)になったら、そういうのがないから…」と不安を打ち明けました。コーチングの担当者は「元気をもらえる相手が、お客さんとか仲間だったんだね。自分としては、どんなふうにそこに対じできるといいだろうね?」などと話しながら、悩みを聞いていました。悩みに寄り添いながら、誰かとつながっている安心感を与えたいと考えています。

この会社のコーチング担当の三橋新さんは、コーチング制度の意味について「(テレワークだと)感情を出す機会も少ないだろうなと。(思っていることは)言語化されるだけで整理される。その内容を整理して伝えて『どれがいちばん大事だろう』と問いかける。“行動を後押しするためのサポート”かなと思っている」と話しました。

“テレワークの孤独”という新しい課題も見えてきましたね。つながりが社員に安心感をもたらす一方、強制的につながりをもたされるのは嫌なんですよね。

そこは難しいところですね。企業側としては、テレワークという働き方の変化に社員がちゃんとついて来ているか目配りが必要ですが、それによって、会社側にいつも見られている、と社員が感じてしまう可能性もあります。その距離感や間合いはなかなか難しいところです。

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