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2020年5月21日(木)

経済活動 再開したものの…

商業施設やテーマパークが再開された中国。消費は戻るのか?

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新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んだとする中国は、いち早く経済活動を再開しています。消費の現状はどうなのか。これから経済活動を元に戻していこうとしている日本としても、気になるところです。

消費回復に躍起の上海 残る新型コロナの影響

【報告:石井一利 上海支局長】
5月に再開した上海のディズニーランド。入場は予約制で、来場者数を通常の5分の1に制限しながらの営業です。

また上海では、地元政府が主導して異例の大規模なセールを呼びかけ、落ち込んだ消費を回復させようと躍起になっています。

しかし、商業施設を訪れると、撤退したというテナントも少なくありません。商業施設の店員の一人は「新型コロナウイルスの影響だろう。2、3月はお客がいなかったから」と話しました。

北京でも客足戻らず 感染警戒し生活スタイルが変化

【報告:中国総局 吉田稔記者】
北京では、再び感染が拡大しないよう厳しい対策が続く中、市民の生活スタイルそのものが変わってきています。子ども連れの女性は「感染が心配。子どももいるので、公園を散歩するくらいにしている」と話しました。

消費マインドは回復せず、中国全土の4月の飲食店の売り上げは、2019年の同じ時期と比べて30%も落ち込んでいます。

北京市内のある日本料理店では、営業を再開しておよそ2か月が経過。客に安心して利用してもらおうと、消毒の履歴や従業員の行動記録まで公開しています。店によると、行動記録には「従業員がどこを訪れたのか、すべて記録している」といいます。

店内では、テーブルの間隔を空けるのはもちろん、客への体温検査を実施。さらに当局が推奨するアプリを使って、客が、感染者が出た地域に最近訪れたことがないかを確認し、感染のリスクがないことの証明を求めています。

それでも客足は少ないままです。オーナーの男性は「お客様の健康に対する意識は、以前よりはるかに強くなった。再開した時の売り上げは3分の1。1か月余りたっても半分。回復にこれほど時間がかかると思わなかった。どうしようもない」と話しました。

専門家は、消費者の意識が大きく変わり、元に戻るには時間がかかると指摘します。華夏新供給経済学研究院の賈康院長は「消費者は(新型コロナを)警戒している。経営者もさまざまな心配を抱いている」と話しています。

国が主導して再開した経済活動に、消費者がまだついていっていない感じを受けました。日本で経済活動が再開された際に、客足がどのぐらい戻るかを占う意味で、参考になりますね。

そうですね。消費者の意識そのものが変わっているので、これは各国共通の悩みになるかもしれません。中国では、全国人民代表大会(全人代)が22日から、2か月半遅れで始まります。例年は全人代で経済成長率の目標が示されますが、これがどうなるのか。また大規模な財政出動が打ち出されるのか、そういったところも注目されます。

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