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2020年4月22日(水)

どう解消する?マスク不足

ストレッチパンツの素材も、寝具の生地も、マスクに。それでも…

マスク不足の解消、いま切実な課題です。まずは現状をデータで見てみます。

マスクの売り上げ 1月下旬に急増後、在庫尽き急減

2020年のマスクの売り上げ推移を見ると、1月下旬に急激に伸びました。この時期は、中国・武漢に渡航歴のない日本人が、新型コロナウイルスに感染していることが初めて確認された時期です。まだ在庫があったため、急激に売り上げが伸びましたが、それ以降、需要はあっても店頭にマスクがなく、消費者が買えないために売り上げは急減しました。

不足を解消するためには、供給を増やすしかありません。全国各地のさまざまな業種の企業が今、マスクの生産に相次いで乗り出しています。

ストレッチパンツの伸縮素材でマスク生産 作り方を公開

広島県福山市にあるアパレルメーカー「パレ・フタバ」は、女性向けのストレッチパンツを手がけています。肌に密着するパンツに求められるのが、伸縮性です。

会社は、ストレッチパンツの素材を活用すれば、顔にフィットするパンツを作れると考えました。3月に発売したところ注文が殺到。およそ5万枚を売り上げました。

会社だけではすべてを生産しきれないため、作り方を公開。呼びかけに応じた全国の縫製工場と協力して増産に取り組んでいます。藤井篤彦副社長は「たいへん好評いただいているマスクができた。これからも(マスク不足で)困っている方のためにたくさん作っていきたい」と話しています。

寝具用の生地、伝統産業のてぬぐいもマスクに

企業の強みを生かして作られたマスクは、ほかにもあります。例えば、大阪市の寝具メーカーが作ったマスク。このメーカーはもともと、消臭効果があると言われる炭を含んだ生地を使って、枕やふとんのカバーをつくる予定でした。しかし、今回の事態を受けて、急きょ、その生地でマスクを生産し、3月から販売を始めました。

さらに、見た目にこだわった柄の入ったマスクも登場しました。福岡の伝統工芸品「博多織」の着物や帯などを製造する会社は、柄の手ぬぐいを使って、4月からマスクを生産しています。

月7億枚確保見込むも…1人当たりは月6枚程度

こうした取り組みによって、マスク不足は解消に向かうのでしょうか。厚生労働省などによりますと、感染拡大が続いた2月に国内に出荷されたマスクは、4億枚程度と見られています。政府が国内メーカーに増産などを働きかけ、4月には7億枚程度の確保を見込んでいます。ただし、国民1人当たりにすると月に6枚程度で、まだまだ十分ではありません。

さらなる生産の増強や、輸入品の確保を行って、幅広くマスクが行き渡るよう取り組むということです。

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