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2020年3月2日(月)

“クールジャパン”は中古でも

タンスの肥やしになっている着物や、日本の古いレコード。なぜか今、海外で「かっこいい」。

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日本の中古車の輸出はこれまでもありましたが、最近、日本の中古品が海外から「クール(=かっこいい)」と評価され、買われています。どのへんがクールだと思われているのでしょうか?

再販できなかった着物 モンゴルで評判に!

着物の中古販売を手がける会社「バイセルテクノロジーズ」の倉庫。全国で買い取った着物を仕分け、百貨店の催事やネット通販で販売しています。しかし、買い取ったものにはシミがあったり、デザインが古くトレンドにそぐわなかったりして、仕入れた着物の3割は再販できずにいました。

そこで、2019年から新たな取り組みを始めました。注目したのは、モンゴル。「デール」という民族衣装が今でもよく着られています。提携する現地のアパレル企業に着物を輸出し、そこで客が選んだ着物を素材にして、新しいデールを仕立てるのです。

モンゴルで中古の着物を試験販売したところ、和柄のデザインや絹の着心地が評判を呼び、本格的に輸出することになりました。バイセルテクノロジーズ商品戦略本部の井上彰商品1部長は「和柄というのが(モンゴルの)現地の方に新鮮な印象を与えた。新しい需要を創造するところが、今回の取り組みの目的」と話しました。

日本盤のレコード 欧米で人気の理由は?

中古品を海外に売る動きは、レコードでも。中古レコードを販売する会社「FTF」では、世界に販売できるネットの通販サイトを利用し、日本のレコードを4000枚以上並べ、売り上げを伸ばしています。人気の品は意外にも海外アーティストの日本盤で、音質やジャケットの品質が高いからだそうです。

さらに、ジャケットに付いた、日本独特の「帯」も重要。帯があるほど喜ばれるといいます。FTFの武井進一CEOによると、「(当時の客は)聴く前に邪魔だということで破って捨てちゃっていたみたい。希少価値が出ている」ということです。

海外のお客さんの中には「excellent and excellent obi!!!(すばらしく、すばらしい、帯!!!)」という反応も。帯は、英語でも「オビ」なんですね!

このほか、日本人アーティストのレコードも売れています。主に、1970~80年代のYMOや大瀧詠一さん、山下達郎さんなど、「シティ・ポップ」と呼ばれる音楽が人気です。好景気の時代の、都会的で軽快な音楽。その高い音楽性を欧米の若い世代がネットで知り、買い求めているそうです。

この会社では、海外の人が聴きたがる日本のレコードがまだあると見ています。武井CEOは「(レコードを)捨ててしまっている方が多いので、うちの目利き力でリユースできれば」と話しています。

いや~、どこに中古品を欲しがっている人がいるかは、本当に分からないものですね。着物がモンゴルで買い求められていることに驚きました。

そうですね。それもネット時代なればこそかもしれません。今回登場したネット通販サイトによると、ほかにも、フィルムカメラや釣り具などが海外で人気だということです。

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