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2020年2月3日(月)

いま“もんぺ”が熱い!?

農家のワークパンツを、“日本のジーンズ”に!

「もんぺ」は農作業などで履いていましたね。懐かしいけれど新しい、新しいけれどやっぱり懐かしい。そんなもんぺを、ふだん着として買い求める人が増えています。

「着ていて楽」女性に人気

東京駅のすぐ隣、丸の内にある、グッドデザイン賞の商品を扱う店「グッドデザインストアトウキョウ」で売れ行き好調なのが、現代風にアレンジされた「もんぺ」です。体を締めつけないデザインで、「着ていて楽」というのが人気の理由です。

この店の笹本貴子副店長によると「(買うのは)40代から60代ぐらいの女性の方。家での“リラックス着”、兼、ちょっと買い物に行くのにもかわいいかなと買う方が、いちばん多い」といいます。

目指すは“日本のジーンズ”

このもんぺを開発したのは、九州の名産品を扱う店舗を運営する会社「うなぎの寝床」です。5年前の販売開始から5万着が売れています。農作業に使う定番のもんぺと比べると、いくぶんシルエットがシャープになっています。

デザインしたのは、社長の白水高広さん。目標にしているのは、カジュアルに着こなせる“日本のジーンズ”です。白水社長は「もんぺも、もともと農家のワークパンツとして定着していた。今なら日常着でいけるんじゃないかという思いがあった」と話します。

織り元減少の伝統工芸 もんぺに活路

開発のきっかけは、地元の伝統工芸「久留米かすり」を盛り上げたいという思いでした。2010年に31軒あった織り元は、18年には21軒に減少しました。

織り元の3代目、下川強臓さんは、人件費や材料費が上がる中で、何とか事業を続けています。「少しでも販路を広げたい」。そんな思いに応えてくれたのが、白水さんが開発したもんぺでした。下川さんは「僕らが作ったものを的確にマーケットに流してくれる方が、ビジネスパートナーとしては必要不可欠」と話します。

理容室や飲食店 業界問わず販路拡大図る

白水さんは、新たな販路を開拓するために、ユニークな方法を取り入れています。扱ってもらう店を呉服店に限らず、理容室や飲食店、宿泊施設まで広げています。もんぺの魅力を理解してくれるところなら、業界は問いません。

現在、扱う店は全国80まで拡大。久留米かすりの生産量の10分の1ほどをもんぺが占めるまでになりました。白水さんは「久留米かすりの着心地の良さや背景を知ってもらうのが目的なので、理解してくれるところと一緒に広める意識でやっている」と話しています。

ゆったりしたシルエットで丈の短いパンツが若い人たちに定着していますから、もんぺが一気に広がる可能性もありますよね!

そうですね。今は久留米かすりだけでなく、ほかの織物の織り元ともコラボして、もんぺを作っているそうで、伝統工芸の再認識にもつながっているそうです。懐かしいけれど新しい、新しいけれどやっぱりちょっと懐かしい、という魅力を感じていただけたでしょうか。

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