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2019年11月20日(水)

バーチャル店員が即戦力!?

人間より集客できる?

きょう紹介する「バーチャル店員」は、AIが制御しているのではなく、人間がアニメやCGでつくられたキャラクターを操作して、接客や販売をするものです。今、このバーチャル店員が、さまざまな現場で活躍しています。

銀座で人気の“ママ”はバーチャルキャラ

東京・銀座にあるスナック。“ママ”を務めるのは、バーチャルキャラクターの「AZKi(あずき)」さんです。「みんなそろそろグラス空いてないですか?」と、画面の中からばっちり目配り。「きょう来てくれてありがとう、かんぱーい!」と笑顔で音頭をとったり、歌ったりしています。

男性客が「うどんは、ただのめんつゆ派?それとも何か作る派?」とAZKiさんに聞くと、「うんとねー、AZKiが好きなのはツナと納豆をのせるやつ」と、質問にすかさず答え、店は大盛り上がりです。

AZKiさんは、ユーチューブで活躍する人気のバーチャルシンガーでもあります。スナックには今回、直接会話が楽しめると、熱狂的なファンが駆けつけました。

この店に在籍する“ママ”は11人。予約制のチケットが毎回、完売する人気だということです。男性客は「こんなに近い距離で話せたのが、すごくうれしかった」と感激していました。

このサービスを提供しているIT企業「バルス」で、バーチャル店員を操作するデモンストレーションを見せてもらいました。離れたスタジオで人間が動作を行うと、画面の中のキャラクターが同じ動作をします。林範和CEOは「接客になると一気に市場が広がり、大きなビジネスチャンスになる」と話しています。

「晩ごはんに鍋どうかな?」画面の中から商品PR 売り場にイベント性

バーチャルキャラクターの接客は、小売業にも広がっています。大阪のショッピングセンター「イオン大阪ドームシティ店」で販売を担当するのは、バーチャル販売員の「あーちゃん」。店頭に置かれた画面の中から「皆さーん。鍋料理ってもう食べました?」などと、買い物客に元気に呼びかけます。

取材した日、あーちゃんは鍋のもとをPR。巧みな話術で客の心をつかみます。「晩ごはんって、もう決まってはります?」と、関西弁で朗らかに聞くあーちゃん。「まだです」と答える女性客に、すかさず「コラーゲンもとれるしね、鶏パイタン鍋どうかな~」とすすめ、鍋のもと1袋のお買い上げにつなげました。

店では、客が高齢化する中、若い世代の心をつかもうとバーチャルキャラクターに注目。試験的に導入しました。青木武志店長は「イベント性があって、なおかつ楽しんで買い物をしていただく。(バーチャル店員を)活用して、接客販売につなげていきたい」と話しています。

バーチャル店員で高スキル人材の不足を補え

さらにバーチャル店員は、接客のスキルの高い販売員の代わりとしても期待されています。あーちゃんを操作しているのは、イベントの司会などの経験が豊富な女性。東京にある一室から、大阪の店の買い物客に「そこの美しいお姉様、良かったらどうでしょう~」などと呼びかけます。商品の魅力をアピールし、購買意欲を高めることに一役買っているそうです。「あーちゃん」には、ちゃんと、お客さんが見えているんですね。

このサービスを開発した会社「アドパック」は、全国にバーチャル店員が普及すれば、質の高い人材を効率的に活用できると考えています。宮城亮平執行役員は「人が足りない。ここを解決するために、バーチャルの技術が応用できるのではないか」と話しています。

確かに、「鶏パイタン鍋」食べたくなりました(笑)。

ははは。確かに、スキルを持った人材はどの業界でも不足しがちです。今後、例えば、病院やホテルの受付などでも、バーチャルを活用した動きが広がっていくことが予想されます。

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