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2019年10月11日(金)

都市のビルの地下はこんなことになっていた

地下深く 省エネを支えるヒミツが

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東京の都心・丸の内で、ビルとビルをつないで冷暖房のエネルギーを共有する「地域熱供給」の現場を見てきました。

地下4階 エネルギープラントに潜入

東京商工会議所などが入る「丸の内二重橋ビル」。再開発でできたこのビルの地下4階にエネルギープラントがあります。

ボイラーは暖房用の蒸気を主に供給。冷却機は冷房用に冷水をつくります。そして、「コージェネレーション」=熱電併給システム、いわゆる「コジェネ」は、都市ガスを使って発電すると同時に、熱つまり温水や蒸気もつくります。

有楽町・丸の内・大手町まで延びる

供給先は、周辺の11棟のビルに及んでいて、東京駅周辺にも広がっています。蒸気などの配管が張り巡らされ、有楽町、丸の内、大手町までつながっています。網の目のように配管がつながっていて、びっくりしました。

丸の内熱供給の佐々木邦治専務執行役員に、何年かけてここまで配管が広がったのか聞いてみると「大手町センターから始まって約40年かけて、ビルの開発・街の発展とともに熱の導管を広げてきた」といいます。

道路の地下に「背骨」が通る

そして2020年の年末を目標に進んでいるのが、配管網の中央部分でのトンネル工事です。丸の内の仲通りの下を通っているトンネルで、「スーパーチューブ」という名前がつけられています。トンネルはオフィス街の下にある「巨大な共同溝」で、その中を蒸気、冷水、温水、そして電気がまとめて通ります。

なぜこうしたトンネルを都心の地下に掘るのか。道路の部分に「背骨」を通しておけば、この先、個々のビルが建て替えになっても、配管をいちいちつなぎ替える必要がないからです。また、今回コジェネも設置したことで、災害時に停電しても、帰宅困難者の受け入れスペースに電気も供給できるということです。

全国に広がる 地域熱供給

なるほど。地下というのは、どんどん進化しているんですね。

こうした地域熱供給は全国に133か所あります。ビル個別の空調より30%省エネになり、災害にも強いのがメリット。さらに海水や河川の水、地下水、ごみの焼却廃熱など、未利用のエネルギーを活用しているところもあります。地道な環境対策が広がっています。

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