これまでの放送

おはBiz

2019年9月4日(水)

より身近に!“動画編集”

最新の動画編集。メリットの一方、リスクも…。

動画はこちら

きょうはちょっと、高瀬さんの写真をスマホのアプリで加工してみました。動物の耳と鼻などを付け、目を大きくしたり、太った顔にしたり、年齢を重ねた顔にしたりしてみました。

ええ!?耳と鼻付きのだけでよくないですか?

すみません、ちょっとやりすぎたかな。ごめんなさい。最近は、こうした写真だけでなく、動画も編集できるアプリやソフトが続々と出ています。この分野をけん引してきたのが、アメリカの「アドビ」。技術の最前線を取材しました。

進む“編集の大衆化”

【報告:経済部 野上大輔記者】
アドビの編集ソフトを愛用している男性は、夜景などを撮影後、SNSで発信しています。映像を加工し、見栄えのいい写真が投稿できると、フォロワーの反応が全く違うといいます。「外国人は東京の写真が好きで、リアクションがすごく大きいのがうれしい。これ(編集ソフト)なしだと、写真をやっていないかもしれない」と話します。

アドビのシャンタヌ・ナラヤンCEOは、映像のプロだけでなく誰でも使える製品を開発し、“編集の大衆化”を進めていきたいと語ります。「誰もが、語るべきストーリーを持つ時代。デザインや創造的な活動において、黄金時代が到来している」といいます。

車も人もクリック一つで消せる

アドビは4月、AIを組み込んだ動画編集の機能を発表し、世界を驚かせました。例えば、自転車を上空から撮影した動画には、赤い車が映り込んでいます。

範囲を指定すると、AIが動く車を自動で追跡し、クリック一つで車を消してくれます。違和感のない仕上がりです。

この技術を使えば、旅先で撮影した思い出のビデオに映り込んだ人などを簡単に消すこともできます。

悪質な偽動画が拡散する懸念も…

一方で、AIの進歩は、社会に新たな懸念も生み出しています。フェイスブックのザッカーバーグCEOが「人と人をつなぐことが当社の使命と言いたいところだが、実は違う」などと語りかける動画。実はこれは、「ディープフェイク」と呼ばれる精巧な偽の動画です。

この偽の動画は、過去の映像をもとにAIが作り出しました。2019年にSNSで世界中に拡散され、大きな問題となりました。

その写真加工されている? 判別技術の開発へ「道義的責任ある」

アドビは、こうした偽動画などのリスクへの対策にも乗り出しています。現在、研究開発を進めているのが、加工された画像かどうかを判別する技術です。女性の写真には修整が加えられています。AIで分析すると、両方の頬と唇に加工したことを示す色がつきました。

アドビは、偽の画像や動画を見極める技術を、責任を持って開発してきたいとしています。ナラヤンCEOは「アドビは道義的な責任がある。動画や画像が修整されたものか、見分けられるテクノロジー開発に投資していく」と話しました。

企業が言うことをどこまで信じられるのか、という思いもあります。しかし、こうなってくると、例えばテレビに私が映っているのに実はもういなくなっていたり、休暇中の和久田さんがスタジオに立って関口さんと話していたりと、何でもできるようになりますね。これはやっぱり、いろいろと考えさせられます。

そうですね。映像表現の手法が広がる意味ではいいことだし、それが誰でも使えるようになるのもメリットです。ただ今度は、そうした映像が本物かどうかをチェックするニーズが出てきます。われわれ、こういう仕事をしていて、確かに考えさせられるテーマだと思います。

動画はこちら

関連情報

新着記事

新着ブログ

Page Top