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2019年7月4日(木)

お寺×IT=“テラテク”

感じるのは親近感?違和感?お寺が変わろうとしています。

金融×IT=フィンテックですが、お寺版が「テラテク」です。お寺の数は全国で7万5000あり、コンビニの5万店より多いのですが、檀家が減るなど苦労もあります。そこで、テラテクを駆使して、もっとお寺に親しんでもらおうとしています。

「事務仕事で一日が終わる」 お寺のIT化に期待集まる

【報告:経済部 菅澤佳子記者】
6月に東京で開かれた「テラテク」のイベント。宗派を超えて各地から僧侶たちが集まりました。人手が少ないなか、どうやって効率的にお寺を運営するかが、共通の悩みだといいます。イベントでは「大体の寺院が1名から2名で運営されている。事務仕事だけで一日が終わってしまう」と説明がありました。

こうした課題を解決するためにも、ITを活用するべきだという声が多く聞かれました。参加した僧侶の一人は「(ITが)お寺にはまだ全然浸透していない。余地があると思う」と話していました。

合掌ロボットでお寺に親しみ?

すでに、テラテクを取り入れているお寺もあります。東京・荒川区の町屋光明寺では、ITを駆使して活性化を図っています。内陣の手前に、参拝者と向かい合うように置かれたロボット。その頭に触れて「こんにちは」と声をかけると、ロボットが立ち上がり「こんにちは」とあいさつしてくれました。

このロボットは、法要でやってきた子どもたちにお寺に親しんでもらいたいと導入されました。合掌し「なんまんだぶ」と唱えることもできます。

室内にある納骨堂も自動化しました。天候に左右されずに参拝できると、利用者は4000組を超えました。このお寺では、10年分の参拝記録をデータ化。参拝者が多く予想される日にはスタッフを増員し、スムーズに案内できるようにしています。7・8月の場合「両月とも13日が参拝の人数が多い」といいます。

町屋光明寺の住職、大洞龍徳(おおほら・たつのり)さんは「お寺に行って仏教に触れて楽しんでもらえる。こういう環境を(テラテクで)つくっていきたい」と話しています。

お寺と人を結び付けるマッチングサービスも

一方、ふだん、お寺になじみがない人とのマッチングサービスも登場しています。「ブッタスク」というこのサービスは、利用者がネットで、葬儀や供養など19種類から項目を選択。続いてエリアを入力すれば、いろいろな宗派の僧侶が表示されます。

ある日、千葉市内に暮らす家族が、このサービスを使って先祖供養を行うことになりました。先祖のお墓がある愛媛県から離れて暮らしていて、千葉にはゆかりのお寺がないため利用したといいます。利用者の男性は「愛媛に行くのもままならない状態だったので、安心できた」と話していました。

このサービスの運営会社の代表で、僧侶の草切榮隆(くさきり・えいりゅう)さんは、テラテクを活用することで、これまでつながりがなかったお寺と人を結び付けていきたいと考えています。「お坊さんは近寄りづらいという気持ちはあると思う。インターネットという受け口があってもいいのでは」と話しています。

パソコンを使いこなし、カタカナ用語を使う僧侶の方に、なんだか違和感を持つのは、古い人間ということなんでしょうか。

僕もちょっとミスマッチな感じはしましたが、考えてみると、昔は寺子屋で子どもたちが読み書きを習ったりしていましたし、お寺は新しいものを取り入れる場所だったのかもしれませんね。

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